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難聴者・中途失聴者のためのサポートガイドブック
原書: LIVING WITH HEARING LOSS
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2007年6月
- 書店発売日
- 2007年6月6日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2012年2月27日
紹介
難聴とは何か。難聴についてや周囲への影響,原因や補聴器・補聴援助システムにとどまらず,自立したひとりの人間として生きていくためのさまざまな場面での対処方法,難聴者関係の団体などが多岐にわたって紹介されている。
目次
日本の読者の皆さんへ
序文
はじめに
謝辞
1 難聴――初期症状
2 難聴とは何か?
3 難聴に関する誤解――その虚実
4 家族や友人への影響
5 耳の機能
6 難聴の種類
7 難聴の原因
8 薬剤の難聴への影響
9 ノイズ・騒音
10 耳鳴り
11 難聴が疑われたら、どうすればよいでしょうか?
12 聴力検査の結果を理解するために
13 補聴器ディスペンサーを選ぶにあたって
14 補聴器は役立つのでしょうか?
15 補聴器の種類
16 補聴器の調整に関して大切なこと
17 補聴器の購入にあたって
18 補聴器だけでは十分ではない場合
19 インターホン・電話・火災報知器を聞くために
20 電話での会話
21 人工内耳
22 読話
23 口話通訳者は役立つのでしょうか?
24 コミュニケーションに自信をもつために
25 よりよいコミュニケーション
26 自宅のリフォーム
27 ひとり暮らし
28 情報アクセスのための国際耳マーク
29 難聴者の法的権利
30 レストランにおける聞こえの問題
31 劇場・映画館における聞こえの問題
32 礼拝の場における聞こえの問題
33 病院内における聞こえの問題
34 旅行中における聞こえの問題
35 法廷での聞こえの問題
36 ボランティア活動・職場復帰
37 新たな手段、インターネット
38 難聴と老人介護
39 難聴による社会心理的影響を克服するために
40 健全な暮らしとストレス管理
41 「全米難聴者協会」(HLAA)とは?
42 最後に
用語解説集
付録A:中途失聴・難聴に関する資料
付録B:高齢人口における視覚障害に関する統計
身体障害者障害程度等級表(日本)
訳者あとがき
前書きなど
日本の読者の皆さんへ
私が執筆いたしました『難聴者・中途失聴者のためのサポートガイドブック』(Living with Hearing Loss)の日本語訳が出版されるとうかがい、心から嬉しく存じております。日本の難聴者の皆さんが日本語版『難聴者・中途失聴者のためのサポートガイドブック』から、聞こえの問題とともにお暮らしになるうえでのヒントを得られ、生活の質を高めていただきますことを望んでおります。
日本の難聴者の皆さんもアメリカの場合と同様に、難聴になられた際には同じように難聴そのものが受け入れがたいものだったのではないでしょうか。周りの皆さんのお話しの声が低すぎたりハッキリしていないとの印象をもたれ、悲しいことではありますが、長い間聞こえの問題に対して何の手だても打たれなかったことでしょう。
この本は、ご家族や同僚の方々のヒントにもなるように編集されています。ご家族や職場の皆さんも、苦しんでおられるのです。ご家族の皆さんは、どうすれば皆さんの手助けとなるかについて、ご理解なさっておられません。大声でお話しになったり、繰り返されたり、不確かな情報に基づいたご助言をなさることもあるでしょう。
難聴者の皆さんやご家族、ご友人の皆さんのみならず、難聴者の治療をなさっておられる医療関係の皆さん、補聴器や補聴援助システム関連の業者の皆さん、あらゆる教育現場の先生方やスタッフの皆さん、そして、難聴者の方々が必要とされ、お望みのサービスを提供なさる企業や団体の皆さんのお目に触れますことを望んでおります。
私も聴力を失いました際は、途方に暮れておりました。かつて難聴者自助組織(SHHH)の名で知られておりました全米難聴者協会(HLAA)を知り得たことはとても幸運でした。HLAAがあったからこそ現在の私
上記内容は本書刊行時のものです。