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パパ どこにいるの?
離婚のお話
原書: Where Is Daddy?
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2006年9月
- 書店発売日
- 2006年9月8日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2011年11月11日
紹介
両親の離婚で幼い子どもが味あう怖れと悲しみ,ときに襲う激情を,繊細な文章と温かいイラストで見事に捉えた絵本の傑作。子どもの不安を和らげ,両親が子どもの傷つきやすさと混乱を理解する助けとなる。学齢前の子どもと親が一緒に読む,絵本シリーズ第1弾。
前書きなど
『パパ どこにいるの?』は、離婚家庭の子どもたちに読み聞かせるための、優れた本です。平穏な生活を脅かす大きな障害や恐れのもととなった出来事や変化を、子どもたちが理解し、受容する手助けになるでしょう。児童ガイダンスの実務に携わる心理ワーカーである著者、ベス・ゴフは、両親の離婚によって内向的になり、気難しくなった一人の子どもを助けるために、この物語を書きました。それがうまくいったとき、ゴフ女史は、同じような境遇の子どもたちのために、この物語を活かそうと、出版を思い立ちました。しかし、この感動的な物語、『パパ どこにいるの?』は、子供の心理的危機を救うだけでなく、スーザン・パールの繊細な絵とあいまって、さらに一層、子どもと大人の双方の思いやりと愛情を鼓舞することになりました。
「両親のためのあとがき」で、ジョン・F・マクダーモット博士(ミシガン大学小児精神病院患者サービス部長)は、こう付記しています。
「われわれが、ジェイニーにこれほど強く心ひかれるのは、どうしてでしょうか? おそらく、無力と孤独におののいた、自分たちの遠い子ども時代が反映されているからです。離婚した親にとって大切なのは、自分自身と子どもたちのなかにある、こうしたおののきに気がつくことです。……そこで、子どもたちが感じていることを親が理解し、そのうえに立って物事を決めるようにし、親と子の関係を元通りにすることが、重要な仕事です。この物語は、親と子の橋渡しとなって、ゆがめられた問題を正しい視野に引き戻す手助けをするでしょう。」
上記内容は本書刊行時のものです。