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有害図書と青少年問題 橋本 健午(著) - 明石書店
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有害図書と青少年問題 大人のオモチャだった“青少年”

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発行:明石書店
四六判
480ページ
並製
定価 2,800円+税
ISBN
978-4-7503-1647-5   COPY
ISBN 13
9784750316475   COPY
ISBN 10h
4-7503-1647-4   COPY
ISBN 10
4750316474   COPY
出版者記号
7503   COPY
 
Cコード
C0036
一般 単行本 社会
出版社在庫情報
品切れ・重版未定
初版年月日
2002年11月
書店発売日
登録日
2015年8月22日
最終更新日
2015年8月22日
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紹介

公序良俗の美名に隠れた大人社会のご都合主義が子供たちを翻弄する!! 出版物をスケープゴートに,根拠なく少年非行を「有害図書」に結び付けてきた戦後社会を検証し,真の責任の所在を明示化する。

目次

はじめに―大人のオモチャだった“青少年”

第一章 戦後も検閲を受けた言論界、そして子どもたちは
 1 戦時中、今では想像もできない言論統制が
 2 占領下――混乱と解放のはざまで、子どもたちは至って元気
 3 出版界の再編成――離合集散と倫理問題
 4 まずヤリ玉にあがった映画、青少年対策は着々と
 5 警察に痛めつけられる地方書店
 6 ワイセツ文書と“有害図書”の違い
 7 不良といわれても、文化財だった出版物や映画

第二章 昭和三〇年、燃え盛る悪書追放運動
 1 追放運動が起こるのはどんな年だったか
 2 新聞に見る悪書追放のキャンペーン
 3 子ども中心か、大人のお節介か――正反対の見方や意見
 4 東京都も考えていた青少年条例
 5 この“運動”は何だったのか? 「競輪は健全」という母の会会長
 6 特別立法は見送られたが……、中青協のハラのうち
 7 マスコミ攻勢に防波堤? 「マスコミ倫理懇談会」の設置

第三章 太陽族映画、そして不良週刊誌問題
 1 「映画化するなんて、けしからん!」、大人たちはやはり保守的
 2 子どもを可愛がらない日本の青少年行政
 3 “青少年犯罪の激増、凶悪化”に疑問を呈する家裁判事
 4 青少年問題と「マス倫」の役割
 5 週刊誌ブームは“不良週刊誌”問題を生む
 6 子ども向け「図書選定」をめぐる文部省との攻防

第四章 不良図書追放と「出倫協」の結成
 1 安保騒動と、刃もの問題でマスコミは大童
 2 子どもはさめた目で大人を見ている
 3 身内から起こった不良図書の追放運動
 4 ついに東京都青少年条例が成立

第五章 官民結集による青少年育成国民会議の発足
 1 出倫協、「自主規制の申し合わせ」を設ける
 2 中青協を中心に準備は着々と進められていた
 3 古本屋、貸本屋も条例の規制対象に
 4 ハレンチや残酷ものの流行、出版物と非行の関係
 5 「用紙不足」による出版の危機と、売上げの増加
 6 ワイセツも盛んだった五〇年代はじめ
 7 子どもに甘い親たち
 8 未制定の誇り――長野県、そして大阪府条例改正の動き

第六章 少女誌の性表現に腰を抜かした? 大人たちの攻防
 1 自民党、「図書販売規制法案」を検討
 2 少年非行、戦後第三のピーク
 3 世の中、成熟したのか、テレビも雑誌もにぎわしく
 4 淫行、コンビニ問題、投稿写真でかせぐ少年たち
 5 昭和から平成へ、残虐ビデオの影に隠れた出版物?

第七章 “少年少女向けポルノ” コミック本騒動
 1 発端は宗教団体のキャンペーン
 2 いつも後手に回る出版界の対応
 3 条例強化を促進した自民党幹部
 4 危機感を抱いたマンガ家たち

第八章 「子どもの権利条約」批准を渋った日本政府
 1 批准が一五八番目という意識の低さはどこから来る?
 2 ヘアヌードと青少年の実態
 3 自主規制「成年向け雑誌」マークの“成果”
 4 社会環境・メディアと青少年――世紀末に宿題も
 5 ポケモン騒動、バタフライナイフ……テレビは刺激が強すぎる

第九章 感情論を理論で補強する法律の専門家
 1 規制強化でますます窮屈な日本に
 2 再び“マニュアル本”の是非が問われる
 3 いまやコンビニも“有害環境”である
 4 青少年“有害”社会環境対策基本法案をめぐって
 5 出版界・出版物の特性がウラ目に
 6 アウトサイダーは存在するか
 7 「パターナリズム」は子どもを支配する大人の“方便”

「戦後の出版倫理」関連略年表
おわりに

著者プロフィール

橋本 健午  (ハシモト ケンゴ)  (

橋本 健午(はしもと けんご)<br>1942年、中国大連生まれ。66年、早稲田大学第一文学部露文学専修卒業後、出版社・新聞社の編集や作家助手等を経て、82年、(社)日本雑誌協会に勤務(併設の出版倫理協議会事務局も担当、95年12月退職)。<br>ノンフィクション作家、日本エディタースクール講師、日本出版学会会員。<br>URL:http://www19.u-page.so-net.ne.jp/wj8/kenha/<br>〔著作等〕<br>『熱球のポジション―“日米大学野球”の青春譜―』(共著・情報センター出版局)/『父は祖国を売ったか―もう一つの日韓関係―』(日本経済評論社)/20世紀の群像(1)『梶山季之』(日本経済評論社)/『わかりやすい仕事文を書く』明日香出版社/20世紀の群像(3)『バーコードへの挑戦―浅野恭右とその時代―』(日本経済評論社)/『雑誌出版ガイドブック』(日本エディタースクール出版部)/『会社や職場で必要とされる言葉づかいとマナーが3時間でマスターできる本』(明日香出版社)/『韓国・朝鮮と向き合った36人の日本人』(共同執筆、明石書店)/Web論文『「(歴史を)よく知る必要がなぜあるのですか」―危うい日本人の歴史認識―』など。

上記内容は本書刊行時のものです。