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幻のアフリカ
発行:平凡社
縦16mm
1065ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2010年7月
- 登録日
- 2015年8月20日
- 最終更新日
- 2015年8月20日
書評掲載情報
2018-08-12 | 読売新聞 朝刊 |
2010-09-19 | 朝日新聞 |
2010-08-08 |
読売新聞
評者: 今福龍太(文化人類学者 東京外語大学教授) |
2010-07-18 | 東京新聞/中日新聞 |
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紹介
ダカール=ジブチ、アフリカ横断調査団(一九三二‐三三年)-フランスに「職業的で専門化した民族学」が生まれた画期。本書は書記兼文書係としてレリスが綴ったその公的記録である。だが、客観的な日誌であるはずの内容には、省察(植民知主義への呪詛)、夢の断片や赤裸な告白(しばしば性的な)、創作家、等々が挿入され、科学的・学術的な民族誌への読者の期待はあっさり裏切られる。刊行当初は発禁の憂目にあったのも当然であるが、この無垢で誠実なレリスの裏切りのなかにこそ、大戦間期のアフリカが立ち現れる逆説、奇跡の民族誌。
上記内容は本書刊行時のものです。