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ローマ帝国の衰退
発行:白水社
新書判
170ページ
定価
1,200円+税
- 書店発売日
- 2020年7月3日
- 登録日
- 2020年5月29日
- 最終更新日
- 2020年6月11日
書評掲載情報
2020-08-01 | 日本経済新聞 朝刊 |
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紹介
いつかローマは滅亡するのか?
紀元3世紀以降、気候・人口・政治・経済・宗教などの危機によって、ローマ帝国は衰退した。しかし、その文明が消滅したわけではない。「ローマは中世ヨーロッパの形成に絶えずつきまとい、その後の世紀においても、ヨーロッパに実に生き生きとした刻印を残し、芸術、文学、法、政治制度を介して、次から次へと生き返ったといっても過言ではないだろう」(「序文」より)。
著者は、古代ローマ史についての多くの論考を著すほか、編集者・文芸批評家・辞典編纂者としても活動をしている。また、フランス作家協会文学賞大賞を受賞した作家でもある。
本書は、文明は「歴史の苦難や破局を乗り越えて存続するもの」という見地から、ヨーロッパに刻印を残し続ける「ローマ」を描き出す。
上記内容は本書刊行時のものです。