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龍彦親王航海記
澁澤龍彦伝
発行:白水社
四六判
520ページ
定価
4,000円+税
- 書店発売日
- 2019年10月31日
- 登録日
- 2019年8月28日
- 最終更新日
- 2019年10月9日
書評掲載情報
2020-01-18 |
朝日新聞
朝刊 評者: 出口治明(立命館アジア太平洋大学学長) |
2019-12-21 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 東雅夫(アンソロジスト) |
2019-12-15 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 菅野昭正(世田谷文学館館長) |
2019-12-08 |
毎日新聞
朝刊 評者: 川本三郎(評論家) |
2019-12-08 |
読売新聞
朝刊 評者: 宮下志朗(放送大学客員教授、仏文学者) |
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紹介
「伊達の薄着」の美学
今年は澁澤龍彥の生誕91年目にあたる。生前に残した膨大な作品群は根強い人気を誇り、今なお若い読者を惹きつけてやまない。本書は、澁澤と交流をもった最後の世代の編集者であり、2006年に『書物の宇宙誌 澁澤龍彥蔵書目録』を編纂した著者が、知られざる逸話を交えながら不世出の異才の歩みを明らかにする初の試みである。
生い立ちと幼少年期、多感な青年時代。同時代を生きた盟友、出口裕弘や松山俊太郎、種村季弘、三島由紀夫、多田智満子、生田耕作、加納光於、野中ユリ、土方巽、稲垣足穂、加藤郁乎、池田満寿夫、巖谷國士、唐十郎、金子國義、四谷シモンらとの出会い。澁澤が彼らと交わした書簡や関係者の証言など未公開資料を盛り込みつつ、若き日の雑誌社でのアルバイト、岩波書店の校正室で知り合った最初の妻・矢川澄子、サド裁判、1960年代から80年代にかけて時代を映す出版物を次々と刊行した版元との関わり、雑誌「血と薔薇」編集長としての仕事、二度目の妻・龍子との出会い、晩年の生活にも触れられる。
戦後の日本で、フランス文学の紹介者として、翻訳家、小説家、エッセイスト、アンソロジストとして、日本文学史上に唯一無二の足跡を残した澁澤の文学と人生を一望する1冊。
上記内容は本書刊行時のものです。