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患者安全への提言 上田裕一(著/文 | 編集) - 日本評論社
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患者安全への提言 (カンジャアンゼンヘノテイゲン) 群大病院医療事故調査から学ぶ (グンダイビョウインジコチョウカラマナブ)

医学
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発行:日本評論社
A5判
208ページ
定価 4,300円+税
ISBN
978-4-535-98488-2   COPY
ISBN 13
9784535984882   COPY
ISBN 10h
4-535-98488-3   COPY
ISBN 10
4535984883   COPY
出版者記号
535   COPY
Cコード
C3047  
3:専門 0:単行本 47:医学・歯学・薬学
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2019年11月25日
書店発売日
登録日
2019年9月30日
最終更新日
2019年11月21日
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書評掲載情報

2020-02-22 朝日新聞  朝刊
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紹介

2015年より公的な医療事故調査制度が始まったが、医療側の事故報告(調査)を回避しがちな心性にはまだまだ根強いものがある。

2016年に提出された「群馬大学医学部附属病院医療事故調査委員会報告書」は、医療事故調査の主たる目的はあくまで事故の原因究明・防止対策にあるとし、背景となる医療システムの問題点をえぐり出すことで、今後の事故調査のモデルケースとして高い評価を得た。

本書の編著者・著者は全員、群大病院医療事故調査委員会のメンバーである。

患者安全のために医療人(機関)、報道するマスコミはどうあるべきか、座談会や論考を通じて医療者・患者家族・マスコミそれぞれの立場から、風通しのよい医療安全システム体制への変革をつよく訴えかける。

目次

はじめに  上田裕一

第1部 医療事故調査委員会の役割

医療事故にどう対処してきたか
 ーー医療事故調査の歴史的な動向から観た群大病院事件  上田裕一
 
群馬大学病院事故が外科診療になげかけた10の課題  長尾能雅
 
[座談会]医療事故に向き合う患者安全のシステムづくり  
    上田裕一/甲斐由紀子/勝村久司/神谷惠子/隈本邦彦/長尾能雅
 
群大病院医療事故調査の三つの意義  神谷惠子


第2部 「患者参加型医療」への提言

「患者参加型医療」実践のための具体的対策
 ーー「患者への思い」を伝達することの大切さ  甲斐由紀子
 
私が群大病院に「患者参加型医療」を求めた理由  勝村久司

患者安全におけるメディアの役割  隈本邦彦

 
第3部 医療の質向上と安全への指針

患者安全の未来予想ーー「遅延型アレルギー」への処方箋  長尾能雅

参考資料:群馬大学医学部附属病院医療事故調査報告書
(表紙・目次・QRコード)

おわりに  神谷惠子

著者プロフィール

上田裕一  (ウエダ ユウイチ)  (著/文 | 編集

奈良県総合医療センター総長

神谷惠子  (カミヤ ケイコ)  (著/文 | 編集

神谷法律事務所弁護士

甲斐由紀子  (カイユキコ)  (著/文

宮崎大学医学部看護学科教授

勝村久司  (カツムラヒサシ)  (著/文

患者の視点で医療安全を考える連絡協議会世話人

隈本邦彦  (クマモト クニヒコ)  (著/文

江戸川大学メディアコミュニケーション学部教授・元NHK記者

長尾能雅  (ナガオ ヨシヒサ)  (著/文

名古屋大学医学部附属病院医療の質・安全管理部教授

上記内容は本書刊行時のものです。