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出版者情報
天皇・コロナ・ポピュリズム
昭和史から見る現代日本
発行:筑摩書房
新書判
224ページ
定価
800円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年4月5日
- 書店発売日
- 2022年4月7日
- 登録日
- 2022年2月23日
- 最終更新日
- 2023年7月31日
書評掲載情報
2022-07-03 | 読売新聞 朝刊 |
2022-06-11 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 御厨貴(政治学者) |
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紹介
戦前昭和に酷似するコロナ禍の日本。天皇をシンボルに社会の同調圧力とポピュリズムで作動した強制力の弱い国家総動員体制の失敗を教訓に、危機の政治を考える。
コロナ禍の現代日本は、昭和の戦争へ向かった時代に酷似している。メディアの発展と普通選挙の実施でポピュリズム政治が横行。議会制民主主義への懐疑が広まり、天皇をシンボルとしたポピュリズム、民衆による下からの突き上げが起こり、日米戦に突入していく。なぜ天皇は利用されてしまったのか。強制力の弱い名ばかりの国家総動員体制は、いかに天皇をシンボルとする社会の同調圧力、下からの突き上げで動かされたか。歴史を教訓に、我々はいま何をすべきかを問いなおす。
上記内容は本書刊行時のものです。