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ほっかいどうの宝物 橋本 登代子(著) - 柏艪舎
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【利用不可】

ほっかいどうの宝物 (ホッカイドウノタカラモノ) STVラジオ「TONちゃんのほっかいどう大好き」 (エスティーブイラジオ「トンチャンノホッカイドウダイスキ」)

社会一般
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発行:柏艪舎
四六判
396ページ
並製
定価 1,500 円+税   1,650 円(税込)
ISBN
978-4-434-14041-9   COPY
ISBN 13
9784434140419   COPY
ISBN 10h
4-434-14041-8   COPY
ISBN 10
4434140418   COPY
出版者記号
434   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2010年3月
書店発売日
登録日
2010年3月10日
最終更新日
2010年3月11日
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紹介

 北海道で暮らしていると、北海道の魅力には気づきにくいものです。番組でお話を聞いてゆくうちに、先駆者の志で拓いてきた北海道の財産は人であること、それも地道にコツコツと自分の場所で仕事をしている、人の素晴らしさを認識したのです。この大地で人は宝物なのではないでしょうか。

目次

まえがき  北海道旅客鉄道株式会社代表取締役 中島 尚俊    1

第Ⅰ部 北海道のかたち

北海道の優位性  田村 亨さん    9
私たちに欠如しているのは実践力と危機感  逢坂 誠二さん    31
新渡戸稲造が今、生きていたら  佐々木 晴美さん    41
縄文人が今の私たちに教える抑止力  大島 直行さん    53
アイヌの人に学ぶ、北海道のイコロ  清水 武男さん    65
北海道にすむ―建築とフルートと  畠中 秀幸さん    77
ギリギリで支えあえる大地 北海道  山本 光伸さん    87

第Ⅱ部 地域を繋ぐ

マチの本屋の生き残り作戦  岩田 徹さん    101
新エネルギーで稚内に新しい風を  長谷川 伸一さん     117
韓国からもボランティアが……小樽雪灯りの道  米花 正浩さん    133    
シーニックナイト・灯りがつなぐ雪の路  佐々木義朗さん    147
そらぷちキッズキャンプ  佐々木 健一郎さん     159
アウトサイダーアートを広める、NPO法人ラポラポラの活動  工藤 和彦さん    171
歌手の原大輔さんが福祉施設長!?  原 大輔さん    181
実りつつある〝想いのクラスター〟  東原 俊郎さん    191

第Ⅲ部 一次産業輝く 

北海道漁業の底力① 世界相手に負けないゾ!!  永澤 二郎さん    201
北海道漁業の底力② やっぱカニだべさ  小西 英俊さん    213
鶏が一生懸命だから、僕も一生懸命です  神谷 博之さん     225
農業の知恵から生まれたレストラン ハーベスト  仲野 満さん    239     
北限で日本農業大賞を……臨床農業  夏井 岩男さん    251
母なる地球から『食べ物はいのち』  黄倉良二さん    261
ここで出来た物をいかに食べきるか―これが北海道のテーマだ  高井 瑞枝さん    275



第Ⅳ部 心に残したい話

札幌の色  宮内 博実さん    295
劣等感が小説家を生む  小檜山 博さん    305
心にエクボを! 天国でもユーモラスに……  村田 忠良さん    323
こころとからだが響きあう医療をめざす  西谷 雅史さん    333
海底に眠る魂を撮影する、1708+  田中 正文さん    349
70年間現役カメラマンとして……日本初の女性報道カメラマン  笹本 恒子さん    365
森のイスキアで心を癒す  佐藤 初女さん    383

あとがき    391

素晴らしい出合いに感謝  STVラジオ制作プロデューサー 岩本 芳修    393

前書きなど

   あとがき

私の仕事はアナウンサーです。〝伝える〟ことが仕事です。伝えるとは、相手に投げかけた想いがお互いの気持ちの中で育ち、花や実をつけ、そして多くの人と繋がり、社会が円滑に動いてゆくという「伝」「育」「実」「繋」だと思い仕事を続けています。番組の誕生も、北海道の魅力を伝えたい、という私の企画書でスタートしました。北海道内、道外の様々な方々と出会い、北海道の話をしているうちに、私は仕事柄多くの人と出会えるけれど、普通に暮らしているとそんなこともなく、この大地の素晴らしさを知るチャンスも少ないのでは? 北海道の価値がわかれば、嬉しくなり、自慢したくなり、誇りに思うのではなかろうかと思ったのです。そこでSTVラジオに企画書を持って行くと「スポンサーを自分で探して来い」と。それまで自分でスポンサーを探したことがなかったので、くじけそうでした。しかしここでひるんだら私の想いはウソになります。気持ちを奮い立たせ勇気を出して存じ上げている企業の社長さん達に相談に伺いました。お会いできなかったり、適当にあしらわれたりしながらようやく厳しい経済状況の中、想いが伝わりお金を出して下さる企業に出会い今日に至っています。スポンサーがいなければ当然番組も、この本も生まれていませんでした。スポンサー企業と番組にして下さったSTVラジオに心から感謝します。そして取材をし、お話を聞いてゆくうちに、先駆者の志で拓いてきた北海道の財産は人であること、それも地道にコツコツと自分の場所で仕事をしている、人の素晴らしさを認識したのです。この大地で人は宝物なのではないでしょうか。豊かな自然、その自然から生まれる農業、漁業の産物等、それをいかしているのはこの北海道の人なのです。インタビューで、たくさんの方々があふれる程の北海道の魅力をお話して下さいました。ただ残念なことに放送のために編集をしますと、かなりのお話が割愛されます。また日曜の朝早い時間帯の放送のためにリスナーも限られています。そこで、本にして読んで心に留めていただくことにしたのです。どうかひとりでも多くの方に北海道の魅力が伝わりますように…。
あっ、そう言えば表紙のカバーの色は第Ⅳ部「心に残したい話」札幌の色、の宮内博実さんが中心となって考案した札幌の景観色七十色のカラーです。カバーをめくるとその下の表紙に色の名前を紹介しています。北海道がもっと好きになるステキな名前です。ぜひめくってみて下さい。

著者プロフィール

橋本 登代子  (ハシモト トヨコ)  (

1955年大分県生まれ 
1976年札幌テレビ放送㈱入社
1988年退社後フリー。
㈲ボイスオブサッポロ代表取締役
主な番組「ズームイン朝」「ほっからんど212」など

上記内容は本書刊行時のものです。