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大宅壮一の「戦後」
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2019年11月22日
- 書店発売日
- 2019年11月22日
- 登録日
- 2019年10月8日
- 最終更新日
- 2021年10月14日
書評掲載情報
2020-02-22 | 日本経済新聞 朝刊 |
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紹介
「マスコミの王様」大宅壮一は、どのようにして生まれたのか?
「一億総白痴化」「駅弁大学」など数々の造語で知られ、「マスコミの王様」と呼ばれた大宅壮一。苦労を重ねた少年時代に始まり、知られざる戦中・占領期をへて、最盛期たる昭和30年代へ―。文献資料を博捜し関係者へのインタビューも交え、その「戦後」に迫る。
目次
第一章 大宅壮一の「戦後」をどうとらえるか---大衆社会化/転向/戦争体験
一 はじめに---大宅壮一の時代
二 昭和三〇年代と大宅壮一
三 大宅壮一の「戦後」をとらえるために
第二章 近現代日本における二度の大衆社会化
一 一九二〇年代の大衆社会化状況
二 一九五〇年代の大衆社会化状況
第三章 大宅壮一のライフヒストリー
一 誕生からデビューまで
二 戦前における活動
三 「マスコミの王様」へ
四 晩年の大宅壮一
第四章 戦中の大宅壮一---プロパガンダ映画
一 大宅壮一の戦争体験の把握にあたって
二 大宅壮一と映画
三 ジャワ派遣軍宣伝班への徴用と映画工作
四 ジャワにまつわる大宅壮一の回想と周囲の人物の証言
第五章 占領期の大宅壮一-----「大宅壮一」と「猿取哲」
一 問題の所在-----<「猿取哲」から「大宅壮一」へ>という図式
二 <「猿取哲」から「大宅壮一」へ>という図式の検証
三 「大宅壮一」と「猿取哲」----その人物論とジャーナリズム論
四 一九五〇~一九六〇年代へ
第六章 大宅壮一の「再登場」---大宅壮一の一九五〇年代へ
一 大宅壮一の「再登場」
二 『日本の遺書』と『人間裸像』
三 『日本の遺書』の意義
四 「亡命知識人論」から「「無思想人」宣言」へ
第七章 帝国主義/総力戦から東西冷戦へ-----大宅壮一の海外ルポルタージュをめぐって
一 大宅壮一の海外ルポルタージュ
二 『外地の魅惑』と「裏街道」シリーズとの連続性
三 大宅壮一の海外ルポルタージュと活字メディアにおけるその展開
四 大宅壮一の「熱い戦争」と「冷たい戦争」----大宅壮一の「戦後」
補章 旧制・茨木中学校時代の大宅壮一----時事新報社発行の雑誌『少年』への投稿活動と学業成績
一 大宅壮一と雑誌『少年』
二 大宅壮一の『少年』への投稿活動
三 大宅壮一の投稿活動の意味
注
付録資料
あとがき
索引
上記内容は本書刊行時のものです。