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大宅壮一の「戦後」 阪本 博志(著/文) - 人文書院
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大宅壮一の「戦後」 (オオヤソウイチノセンゴ)

社会一般
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発行:人文書院
四六判
縦192mm 横135mm 厚さ27mm
重さ 455g
336ページ
定価 3,800円+税
ISBN
978-4-409-24127-1   COPY
ISBN 13
9784409241271   COPY
ISBN 10h
4-409-24127-3   COPY
ISBN 10
4409241273   COPY
出版者記号
409   COPY
Cコード
C3036  
3:専門 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2019年11月22日
書店発売日
登録日
2019年10月8日
最終更新日
2021年10月14日
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書評掲載情報

2020-02-22 日本経済新聞  朝刊
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紹介

「マスコミの王様」大宅壮一は、どのようにして生まれたのか?

「一億総白痴化」「駅弁大学」など数々の造語で知られ、「マスコミの王様」と呼ばれた大宅壮一。苦労を重ねた少年時代に始まり、知られざる戦中・占領期をへて、最盛期たる昭和30年代へ―。文献資料を博捜し関係者へのインタビューも交え、その「戦後」に迫る。

目次

第一章 大宅壮一の「戦後」をどうとらえるか---大衆社会化/転向/戦争体験
一 はじめに---大宅壮一の時代
二 昭和三〇年代と大宅壮一
三 大宅壮一の「戦後」をとらえるために

第二章 近現代日本における二度の大衆社会化
一 一九二〇年代の大衆社会化状況
二 一九五〇年代の大衆社会化状況

第三章 大宅壮一のライフヒストリー
一 誕生からデビューまで
二 戦前における活動
三 「マスコミの王様」へ
四 晩年の大宅壮一

第四章 戦中の大宅壮一---プロパガンダ映画
一 大宅壮一の戦争体験の把握にあたって
二 大宅壮一と映画
三 ジャワ派遣軍宣伝班への徴用と映画工作
四 ジャワにまつわる大宅壮一の回想と周囲の人物の証言

第五章 占領期の大宅壮一-----「大宅壮一」と「猿取哲」
一 問題の所在-----<「猿取哲」から「大宅壮一」へ>という図式
二 <「猿取哲」から「大宅壮一」へ>という図式の検証
三 「大宅壮一」と「猿取哲」----その人物論とジャーナリズム論
四 一九五〇~一九六〇年代へ

第六章 大宅壮一の「再登場」---大宅壮一の一九五〇年代へ
一 大宅壮一の「再登場」
二 『日本の遺書』と『人間裸像』
三 『日本の遺書』の意義
四 「亡命知識人論」から「「無思想人」宣言」へ

第七章 帝国主義/総力戦から東西冷戦へ-----大宅壮一の海外ルポルタージュをめぐって
一 大宅壮一の海外ルポルタージュ
二 『外地の魅惑』と「裏街道」シリーズとの連続性
三 大宅壮一の海外ルポルタージュと活字メディアにおけるその展開
四 大宅壮一の「熱い戦争」と「冷たい戦争」----大宅壮一の「戦後」

補章 旧制・茨木中学校時代の大宅壮一----時事新報社発行の雑誌『少年』への投稿活動と学業成績
 一 大宅壮一と雑誌『少年』
 二 大宅壮一の『少年』への投稿活動
 三 大宅壮一の投稿活動の意味


付録資料
あとがき
索引

著者プロフィール

阪本 博志  (サカモト ヒロシ)  (著/文

阪本 博志(さかもと・ひろし)
1974年大阪府生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。京都大学博士(文学)。 現在宮崎公立大学人文学部准教授。専門は、社会学・メディア史・出版文化論。 著書に、『『平凡』の時代――1950年代の大衆娯楽雑誌と若者たち』(昭和堂、2008年、第30回日本出版学会賞奨励賞・第18回橋本峰雄賞)、『高度成長期の〈女中〉サークル誌――希交会『あさつゆ』』全10巻(金沢文圃閣、2017年~2019年、編集・解題)、谷川建司・須藤遙子・王向華編『東アジアのクリエイティヴ産業――文化のポリティクス』(森話社、2015年、分担執筆)、西村大志・松浦雄介編『映画は社会学する』(法律文化社、2016年、分担執筆)、など。

上記内容は本書刊行時のものです。