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新芸とその時代 野宮 珠里(著/文) - 人文書院
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新芸とその時代 (シンゲイトソノジダイ) 昭和のクラシックシーンはいかにして生まれたか (ショウワノクラシックシーンハイカニシテウマレタカ)

芸術
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発行:人文書院
四六判
縦194mm 横135mm
296ページ
定価 3,000円+税
ISBN
978-4-409-10042-4   COPY
ISBN 13
9784409100424   COPY
ISBN 10h
4-409-10042-4   COPY
ISBN 10
4409100424   COPY
出版者記号
409   COPY
Cコード
C0073  
0:一般 0:単行本 73:音楽・舞踊
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2019年12月24日
書店発売日
登録日
2019年11月9日
最終更新日
2021年10月14日
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書評掲載情報

2020-02-16 毎日新聞  朝刊
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紹介

戦後、良質の音楽を届けた、音楽事務所「新芸術家協会」。カラヤン、リヒテル、ベーム、イヴェット・ジロー、ムラヴィンスキー、など一流芸術家たちの熱い舞台と息遣いが甦る!毎日新聞WEB版「クラシックナビ」での好評連載、待望の書籍化!


日本の敗戦、その後の高度経済成長と音楽需要の高まりのなかで、かつて日本のクラシック界をリードした音楽事務所「新芸術家協会」。


ソ連やヨーロッパから一流アーティストを招聘するだけではなく、日本の芸術家も世界に送り出した新芸は、どのようにネットワークを築いていったのか。ウィーン・フィル、ベルリン・フィル、大阪万博でのボリショイ・オペラなどの公演を手がけ、さらには、冷戦、亡命、KGB、北朝鮮出身のエージェントなど国際関係とも無関係ではなかった驚きの裏話など関係者への丹念なインタビューによって明らかにする。

目次

はじめに

一章 萌芽---北海道時代              
 1 幾春別---創業者・西岡の誕生
 2 北海道帝国大学入学
 3 内地からの「呼び屋」始動
 4 北海道初の「第九」公演

二章 上京
 1 新生「二期会」の事務所からのスタート  
 2 オペラ「夕鶴」初演をめぐって 
 3 聴けなかったカラヤン

三章 覚醒
 1 東京で本格始動         
 2 「新芸術家協会」誕生

四章 雌伏
1 労音誕生
2 オペラ「夕鶴」制作
3 起死回生のシャンソン
4 N響への接近

五章 飛躍
 1 ヨーロッパへ
 2 シュヴァルツコップ来日まで
 3 ウィーン・フィル招聘
 4 カラヤン&ベルリン・フィル普門館講演
 5 ”新人”ポリーニ
 6 幻のホロヴィッツ招聘

六章 蜜月---新芸とソ連
 1 大阪万博まで
 2 国家の威信をかけて---ボリショイ・オペラ来日
 3 ムラヴィンスキー初来日まで
 4 幻のピアニスト、リヒテル
 5 功労者たち
 6 三大バレエ招聘

七章 日本人の音楽家支援と音楽祭
 1 柳川守
 2 賀集裕子
 3 海野義雄
 4 大橋国一
 5 音楽祭開催
 
八章 王者の落日
 1 相次ぐトラブル
 2 終焉へ
 3 残映

おわりに---新芸とは何だったのか

著者プロフィール

野宮 珠里  (ノミヤジュリ)  (著/文

野宮 珠里(のみや・じゅり) 1962年青森市生まれ。国立音楽大学附属音楽高校音楽科(声楽専攻)、同大音楽学部声楽学科卒業。教員、画廊勤務などを経て90年毎日新聞社入社。事業本部で「日本音楽コンクール」(91~99年度)、「没後500年 特別展『雪舟』」(2002年、京都国立博物館、東京国立博物館)などを担当。自ら企画、プロデュースした奈良・薬師寺の仏教儀礼「最勝会」の舞台上演で03年度文化庁芸術祭賞大賞(音楽部門)を受賞。その後記者として青森支局、京都支局などを経て現在東京本社学芸部。

上記内容は本書刊行時のものです。