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情報社会の〈哲学〉 大黒 岳彦(著/文) - 勁草書房
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情報社会の〈哲学〉 (ジョウホウシャカイノテツガク) グーグル・ビッグデータ・人工知能 (グーグルビッグデータジンコウチノウ)

哲学・宗教
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発行:勁草書房
四六判
372ページ
定価 3,600円+税
ISBN
978-4-326-15438-8   COPY
ISBN 13
9784326154388   COPY
ISBN 10h
4-326-15438-1   COPY
ISBN 10
4326154381   COPY
出版者記号
326   COPY
Cコード
C3010  
3:専門 0:単行本 10:哲学
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2016年6月30日
最終更新日
2016年8月26日
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書評掲載情報

2016-11-11 週刊読書人
評者: 吉川浩満=文筆業
2016-10-16 朝日新聞  朝刊
評者: 武田徹(評論家、ジャーナリスト)
2016-10-09 読売新聞  朝刊
評者: 納富信留(ギリシャ哲学研究者、東京大学教授)
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紹介

マクルーハンの「これまでの人類史とは、主導的メディアが形作ってきたメディア生態系、メディア・パラダイムの変遷の歴史であった」とする〈メディア〉史観の下、Google、ビッグデータ、SNS、ロボット、AI、ウェアラブル、情報倫理といった具体的で個別的な現象を分析の俎上に載せ、不可視のメディア生態系を暴きだす〈哲学〉。

目次

はじめに

序章 マスメディアの終焉と〈メディア〉史観
 0―1 マスメディアの自壊から終焉まで
 0―2 マクルーハン理論の本質と限界
 0―3 「情報社会」における「知識」と〈学〉

第一章 グーグルによる「汎知」の企図と哲学の終焉
 1―1 「グーグル」という問題
 1―2 「汎知」の思想史
 1―3 電脳汎知
 1―4 ハイデッガーの“予言”

第二章  ビッグデータの社会哲学的位相
 2―1 ビッグデータへの視角
 2―2 ビッグデータの「3V」
 2―3 ビッグデータとは“ゴミ”である
 2―4 知識・情報・データ
 2―5 「社会のデータ化」の思想史
 2―6 液状化する社会と「データ」の覇権
 2―7 データのオートポイエーシスと「配備=集立」の全面化

第三章 SNSによるコミュニケーションの変容と社会システム論
 3―1 SNSという新たな〈コミュニケーション〉の登場
 3―2 ルーマンの社会システム論と四つの疑問
 3―3 世界社会と情報社会

第四章 人工知能とロボットの新次元
 4―1 AIとロボットの現況
 4―2 人工知能の展開過程
 4―3 ロボットの展開過程
 4―4 AI・ロボット・人間

終章 情報社会において〈倫理〉は可能か?
 5―1 情報倫理とは何か?
 5―2 倫理/道徳の本質とその史的展開
 5―3 〈メディア〉の展相の中の倫理
 5―4 情報社会における“普遍的”倫理の試み
 5―5 三つの倫理的多元主義
 5―6 システムと倫理

索引
あとがき

著者プロフィール

大黒 岳彦  (ダイコク タケヒコ)  (著/文

大黒 岳彦(だいこく たけひこ) 
1961年香川県生まれ。東京大学教養学部を卒業後、東京大学理学系大学院(科学史科学基礎論専攻)博士課程単位取得退学。1992年日本放送協会に入局(番組制作ディレクター)。退職後、東京大学大学院学際情報学府にて博士課程単位取得退学。現在、明治大学情報コミュニケーション学部教授。専門は哲学・情報社会論。著書『〈メディア〉の哲学――ルーマン社会システム論の射程と限界』、『「情報社会」とは何か?――〈メディア〉論への前哨』(ともにNTT出版)等。

上記内容は本書刊行時のものです。