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中原中也の時代
A5判
384ページ
上製
定価
3,800円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2011年2月
- 書店発売日
- 2011年2月17日
- 登録日
- 2010年12月16日
- 最終更新日
- 2014年8月14日
紹介
中原中也の詩人としての原点とは何か。
ダダ詩・象徴詩・生活をキーワードに、
詩や文章を検討、同時代の文脈を掘り起こし、
中原中也の詩精神の拠り所を探る。
詩人として出発した1924年から、
第一詩集『山羊の歌』の編集を開始する1930年までを対象とし、
その詩精神の展開を追う。
【詩人中原中也は、一九〇七年(明治四〇)四月二九日に生まれ、一九三七年(昭和一二)一〇月二二に没した。本書が主として取り扱うのは、中原が詩人として出発した一九二四(大正一三)から、第一詩集『山羊の歌』の編集を始める以前の一九三〇年(昭和五)までである。その間の詩的表現、詩論、詩精神の展開を、直接交流のあった富永太郎や小林秀雄を含め、同時代の言説と照らし合わせながら明らかにする。この時期に中原は、独自の詩のスタイルを模索し形にした。言わば、中原の詩人としての原点を探るのが本書の目指す所である。……(「序」より) 】
目次
序
第一章 ダダ
Ⅰ ダダイストという呼び名
Ⅱ ダダ詩の構成
Ⅲ ダダイストとセンチメンタリズム
Ⅳ ダダイストの恋
Ⅴ ダダの理論
第二章 象徴詩
Ⅰ 象徴詩との出会い
Ⅱ 富永太郎
Ⅲ 小林秀雄
Ⅳ 象徴とフォルム
第三章 生活
Ⅰ 一九三〇年頃の中原中也と「生活」
Ⅱ 読書と生活
終章 規則正しい生活
付 「芸術論覚え書」について
跋
中原中也年譜
上記内容は本書刊行時のものです。