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色へのことばをのこしたい
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2011年6月
- 書店発売日
- 2011年6月15日
- 登録日
- 2011年5月11日
- 最終更新日
- 2012年7月18日
書評掲載情報
2012-07-01 |
毎日新聞
評者: 堀江敏幸(作家) |
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紹介
古典文学のなかの、「日本の色」世界を知り尽くした著者が、これまでに綴り、語った、小論、エッセイ、ラジオインタビューを集成した書。
古典文学にみられる色名を網羅した基礎資料『日本文学色彩用語集成』全5巻(エイボン芸術賞・ビューティーサイエンス学会賞 受賞)の著者・伊原昭が、これまでに綴り、語った、「日本の色」にまつわる小論、エッセイ、ラジオインタビューなどを収録。約300種類におよぶ豊穣な「日本の色」の世界を知り尽くした著者が、文学作品に見られる色の持つ役割、その背景にある文化、人々の情感、逸話などを紹介するとともに、失われゆく日本の色と日本人の感性に警鐘を鳴らす。
「日本の色は草木や鳥たち、土の色など、ほとんどが自然の中にある彩りを映したもの。つまり、日本の風土を受け継いでいます。だからこそ後世につなげていきたい―。」……本書より
目次
はしがき
日本の色―序にかえて
文学と色彩
古典文学における色彩
烏羽(うば)の表〓
月草摺の色―今に生きるニッポンの色
丹―今に生きるニッポンの色
葡萄染―今に生きるニッポンの色
「色へのことば」をのこしたい
四季をこえた彩り
夜会での色
秋・冬の彩り
古典文学と色彩
上代から近代へ―文学作品をとおしてみた色の流れ
文学にみる狐にかかわる色
『万葉』の歌人大伴家持―色に魅せられた越中守時代
心の豊かさを求めて
平安の書と料紙の色
光源氏の衣装―王朝の服色を背景に
『源氏物語』の色―『枕草子』にもふれて
稲荷と、「白」と鳥
紅(くれなゐ)
江戸の主な色―文学作品などに見る
カタカナがはばきかす色の世界―「あとがき」にかえて
初出一覧
・「色へのことば」[かな]
・「色へのことば」[漢字]
上記内容は本書刊行時のものです。