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能楽研究講義録 表 章(著) - 笠間書院
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能楽研究講義録 (ノウガクケンキュウコウギロク) 六十年の足跡を顧みつつ (ロクジュウネンノソクセキヲカエリミツツ)

文芸
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発行:笠間書院
A5判
320ページ
並製
定価 3,300円+税
ISBN
978-4-305-70521-1   COPY
ISBN 13
9784305705211   COPY
ISBN 10h
4-305-70521-4   COPY
ISBN 10
4305705214   COPY
出版者記号
305   COPY
Cコード
C0093  
0:一般 0:単行本 93:日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2010年9月
書店発売日
登録日
2010年8月16日
最終更新日
2014年8月14日
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紹介

もともと私は、能のことなら
何でも調べるという形で
能の研究に携わってきた人間です--。

平成二十二年、「能楽史の研究」により
恩賜賞・日本学士院賞を受賞した著者による、
大阪大学大学院で行った集中講義の記録。
何をどのように研究してきたのか、
能楽研究の第一人者が、
舞台裏を明らかにする。

渾身の語りおろし!

目次

はじめに

Ⅰ 能楽資料探索の道程
 1 能楽研究所の発足
 2 『蔵書目録 附解題』のこと
 3 鴻山文庫との関わり
 4 観世宗家所蔵文書調査のこと
 5 宝山寺蔵金春家旧伝文書の調査
 6 観世新九郎家文書のこと
 7 肥後中村家文書のこと
 8 その他の調査と余説

Ⅱ 「史料を読む」1世阿弥少年期の三史料
 A 『良基消息詞』
 B 『不知記』永和四年の記事
  (1)伊地知鉄男先生と『不知記』
  (2)『不知記』の記事と内容
  (3)伊地知論文と世阿弥生誕年問題
  (4)『不知記』の連歌をめぐる余説
 C 『後愚昧記』の記事

Ⅲ 謡本研究と謡曲研究
 1 「世阿弥作の〈敷島〉と〈吉野西行〉の行方」
 2 「元和卯月本」考
 3 「偽車屋本のこと」の周辺
 4 若干の余説

Ⅳ 『談儀』に始まる世阿弥能楽書探索
 1 『申楽談義』への取り組み
 2 岩波文庫本『風姿花伝』と『申楽談義』
 3 『花伝』の伝本調査のこと
 4 香西精さんとの交流
 5 世阿弥伝書注釈の仕事、その他

Ⅴ 「史料を読む」2観世信光関係の諸史料
 D 『四座役者目録』の観世小次郎信光の項
  (1)『四座役者目録』の信光の記事の検討
  (2)表章の信光生年宝徳二年説
  (3)信光の経歴をめぐる通説の誤り

Ⅵ 世阿弥能楽論研究をめぐって
 1 「『花伝』研究史」余滴
 2 世阿弥生誕六百年記念展覧会のこと
 3 『金春古伝書集成』のこと
 4 昭和四十年代前半の仕事あれこれ
 5 思想体系本前後
 6 昭和五十年代以降の世阿弥への取り組み
 7 平成以後のこと

Ⅶ 世阿弥伝再考の流れ
 A 「世阿弥の生涯をめぐる諸問題」前後
  1 世阿弥の生年をめぐって
  2 犬王と世阿弥の勢力関係をめぐって
  3 一条竹鼻勧進猿楽
  4 足利義持時代の世阿弥の地位
 B 「観世流史参究」の世阿弥周辺
  1 今熊野猿楽をめぐって
  2 応永二十年北野勧進能と応永十七年島津邸観世能
  3 三郎元重世阿弥養子説
  4 応永三十四年演能記録をめぐって

Ⅷ 「史料を読む」3江戸初期の文書二種
 E 元和六年卯月二十九日付 観世大夫宛 正田・北村起請文
 F 「喜多七大夫書状」
  (1)本文の読み下し
  (2)書状の内容の吟味

Ⅸ 能・謡曲の作品研究をめぐって
 1 「世阿弥作能考」
 2 「〈恋重荷〉の歴史的研究」
 3 「〈石橋〉の歴史的研究」
 4 「〈砧〉の能の廃絶と中興」
 5 「作品研究〈柏崎〉」
 6 余説

Ⅹ 室町能楽史新考
 1 能楽変遷史への志向をめぐって
 2 「翁猿楽異説」
 3 「黒川能の歴史」のこと
 4 「多武峰の猿楽」その他
 5 「大和猿楽の〈長〉の性格の変遷」をめぐって
 6 前後猿楽に関する他の論考数篇
 7 『岩波講座「能・狂言」Ⅰ「能楽の歴史」』の周辺
 8 平成になってからの仕事をめぐって
 9 「観世流史参究」のこと

ⅩⅠ 「史料を読む」4綱吉時代の能役者追放事件
 G 四月三日付 観世流宗玄・左門宛 立入治左衛門書状
 H 喜多七大夫父子追放をめぐる『柳営日次記』の記事

ⅩⅡ 近世能楽史新考
 1 近世能楽史への志向
 2 喜多流史への接近
 3 『喜多流の成立と展開』への展開
 4 近刊予定の『観世流史参究』について
 5 観世元章の改革運動の背景
 6 明和本廃止以後 幕末宝生全盛のこと
 7 近代・現代の能楽史 観世寿夫の位置

あとがき

上記内容は本書刊行時のものです。