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ビジネスエリートの新論語
発行:文藝春秋
新書判
208ページ
定価
860円+税
- 書店発売日
- 2016年12月9日
- 登録日
- 2016年11月1日
- 最終更新日
- 2016年12月7日
書評掲載情報
2017-01-08 |
産經新聞
朝刊 評者: 江上剛(作家) |
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紹介
産経新聞記者時代の司馬遼太郎が、本名である福田定一名で刊行した“幻の司馬本”を、単独としては著者初の新書として刊行する。古今の典籍から格言・名言を引用、ビジネス社会に生きる人たちに厳しくも励ましに満ちたエールを送る本書は、著者の深い教養や透徹した人間観が現れているばかりでなく、人生について語る読物としても充分に楽しめる内容となっている。加えて、本書の2部に収録、記者時代の先輩社員を描いたとおぼしき「二人の老サラリーマン」は、働くことと生きることの深い結びつき問う、極めつけの名作短編小説として読むこともできる。現代の感覚をもってしても全く古びた印象のない本書は、後年に国民作家と呼ばれることになる著者の魅力・実力を改めて伝えてくれる。ビジネス社会を生きる若い読者にも、ぜひ薦めたい一冊である。
上記内容は本書刊行時のものです。