..
【利用不可】
書店員向け情報 HELP
出版者情報
書店注文情報
注文サイト:
夢見る帝国図書館
発行:文藝春秋
四六判
408ページ
定価
1,850円+税
- 書店発売日
- 2019年5月15日
- 登録日
- 2019年3月29日
- 最終更新日
- 2019年5月19日
書評掲載情報
2021-09-25 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 星野智幸(作家) |
2019-12-28 |
朝日新聞
朝刊 評者: 諸田玲子(作家) |
2019-12-22 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 沼野恭子(東京外国語大学教授・ロシア文学) |
2019-12-08 |
毎日新聞
朝刊 評者: 鴻巣友季子(翻訳家) |
2019-07-21 |
読売新聞
朝刊 評者: 山内志朗(慶應大学教授、倫理学者) |
2019-07-06 |
朝日新聞
朝刊 評者: 諸田玲子(作家) |
2019-06-23 |
産經新聞
朝刊 評者: 関口苑生(書評家) |
2019-06-22 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 小山田浩子(作家) |
2019-06-16 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 伊藤氏貴(文芸評論家) |
2019-06-02 |
毎日新聞
朝刊 評者: 鴻巣友季子(翻訳家) |
MORE | |
LESS |
紹介
「図書館が主人公の小説を書いてみるっていうのはどう?」
作家の〈わたし〉は年上の友人・喜和子さんにそう提案され、帝国図書館の歴史をひもとく小説を書き始める。もし、図書館に心があったなら――資金難に悩まされながら必至に蔵書を増やし守ろうとする司書たち(のちに永井荷風の父となる久一郎もその一人)の悪戦苦闘を、読書に通ってくる樋口一葉の可憐な佇まいを、友との決別の場に図書館を選んだ宮沢賢治の哀しみを、関東大震災を、避けがたく迫ってくる戦争の気配を、どう見守ってきたのか。
日本で最初の図書館をめぐるエピソードを綴るいっぽう、わたしは、敗戦直後に上野で子供時代を過ごし「図書館に住んでるみたいなもんだったんだから」と言う喜和子さんの人生に隠された秘密をたどってゆくことになる。
喜和子さんの「元愛人」だという怒りっぽくて涙もろい大学教授や、下宿人だった元藝大生、行きつけだった古本屋などと共に思い出を語り合い、喜和子さんが少女の頃に一度だけ読んで探していたという幻の絵本「としょかんのこじ」を探すうち、帝国図書館と喜和子さんの物語はわたしの中で分かち難く結びついていく……。
知的好奇心とユーモアと、何より本への愛情にあふれる、すべての本好きに贈る物語!
上記内容は本書刊行時のものです。