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出版者情報
大仏師運慶 工房と発願主そして「写実」とは
発行:講談社
四六判
272ページ
定価
1,750円+税
- 書店発売日
- 2020年9月11日
- 登録日
- 2020年7月27日
- 最終更新日
- 2024年1月9日
書評掲載情報
2020-10-31 |
毎日新聞
朝刊 評者: 中島岳志(東京工業大学教授・政治学) |
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紹介
鎌倉時代の大仏師、運慶とはいかなる存在だったのか。
定朝を祖とする正系仏所三派中の奈良仏師に連なる運慶。
朝廷・幕府という二元的権力構造による時代の大きな変動期、
院・天皇・将軍・御家人など各種パトロン層の依頼を受けて
東大寺・興福寺の復興、円成寺・願成就院などの様々な造像に
関わった実情と、工房主宰者としての実力とは?
後に「霊験仏師」「天才」とも冠されることになる運慶の実像に迫る。
目次
第一章 造像と仏師
第二章 運慶論の形成と鎌倉時代彫刻史
第三章 「運慶作」の実情――仏像の制作と工房
第四章 背景としての社会構造と造像及び仏師――運慶はいかなる存在か
第五章 鎌倉新様式とは――「写実的」表現と本覚思想
第六章 運慶の事績上の問題点
上記内容は本書刊行時のものです。