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戦国大名の経済学 川戸 貴史(著/文) - 講談社
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講談社現代新書

戦国大名の経済学

発行:講談社
新書判
288ページ
定価 1,000円+税
ISBN
9784065200155
Cコード
C0221
一般 新書 日本歴史
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2020年5月21日
最終更新日
2020年6月12日
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書評掲載情報

2020-09-06 読売新聞  朝刊
評者: 佐藤信(東京大学名誉教授、古代史学者)
2020-08-15 日本経済新聞  朝刊
2020-08-01 東京新聞/中日新聞  朝刊

紹介

兵士の装備一式70万円、鉄炮1挺50万円、兵糧米代1000万・・・1回の合戦の費用はしめて1億!「銭がなくては戦はできぬ」
戦国時代はその名の通り、日本全国が戦乱に明け暮れていた時代でした。しかし戦争は、単に個々人が武力に優れていさえすれば勝てるようなものではありません。なによりも必要とされたのはお金です。刀、甲冑、そして新兵器、鉄炮から馬にいたる武器・装備品に始まって、後方兵站への非戦闘力の動員にいたるまで、先立つものはまず「お金」。お金がなければ戦争など、できうるべくもなかったのです。
そのため戦国大名は平時から、自領内での経済力の増大に、つねに意を注がなければなりませんでした。農作物を安定的に収穫するための治水事業や、流通を潤滑にするための道路整備などのインフラ整備、「楽市・楽座」令による経済の活性化、金・銀・銅などを獲得するための鉱山開発、さらにはこの時代に初めて我が国に登場した、ポルトガルなどの海外交易に至るまで、あらゆる手段を講じて「富国強兵」に励んでいました。
資料に限界があるために、当時、個々の案件にどれほどの費用がかかったのかを算出することは難しく、専門家が書いたものとして1冊の新書全体でこの問題を扱ったものは、現在、ほぼ皆無に近い状態です。本書は、戦国時代の経済の専門家があえて蛮勇をふるい、この問題に挑むものです。

目次

序章 戦国時代の経済と戦国大名の経営
第一章 戦争の収支
第二章 戦国大名の収入
第三章 戦国大名の平時の支出
第四章 戦国大名の鉱山開発
第五章 地方都市の時代ーー戦国大名と城下町
第六章 大航海時代と戦国大名の貿易利潤
第七章 混乱する銭の経済ーー織田信長上洛以前の貨幣
第八章 銭から米へーー金・銀・米の「貨幣化」と税制改革
終章 戦国大名の経営と日本経済
参考文献
あとがき

著者プロフィール

川戸 貴史  (カワト タカシ)  (著/文

川戸貴史(かわと たかし)
一九七四年生まれ。一橋大学大学院経済学研究科博士後期課程単位修得退学。博士(経済学)。現在、千葉経済大学経済学部准教授。専門は、貨幣経済史。
著書に『戦国期の貨幣と経済』(吉川弘文館)、『中近世日本の貨幣流通秩序』(勉誠出版)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。