書店員向け情報 HELP
出版者情報
新版 平家物語(一) 全訳注
- 書店発売日
- 2017年4月11日
- 登録日
- 2017年3月8日
- 最終更新日
- 2024年3月22日
書評掲載情報
2022-04-30 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 今村翔吾(作家) |
2019-12-07 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 黒田慶子(日本森林学会会長) |
MORE | |
LESS |
紹介
「おごれる人も久しからず」――権力を握った平清盛の専横は、平氏一門の運命を栄華の座から滅亡へと転回させる。院庁と山門の紛争、天台座主明雲の流罪、鹿ヶ谷の謀議。清盛激怒の末の鬼界が島への流罪と、俊寛の客死。さらに後白河法皇鳥羽離宮幽閉などなど、物語序盤にして時代は末期的様相を呈する。かつて刊行された講談社学術文庫『平家物語』全12巻を4冊にまとめ、新版として刊行。第一巻は巻第一から第三までを収録。
12世紀末、日本が古代から中世へと大きく転換した時代に頭角を現した平家は、たちまちに権力の座に就くものの永く維持できず、東国の源氏勢によって急速に滅ぼされる。この平家一門の栄華と滅亡を軸に、歴史過程を物語ったのがこの『平家物語』である。
「おごれる人も久しからず」――権力を握った平清盛の専横は、平氏一門の運命を栄華の座から滅亡へと転回させる。院庁と山門の紛争、天台座主明雲の流罪、鹿ヶ谷の謀議。清盛激怒の末の鬼界が島への流罪と、俊寛の客死。さらに後白河法皇鳥羽離宮幽閉などなど、物語序盤にして時代は末期的様相を呈する。
疾風怒濤の歴史をたどる『平家物語』は、日本史上もっともあざやかな転換期の全容を語る叙事詩であり、民族的遺産といえるものである。
かつて刊行された講談社学術文庫『平家物語』全12巻を4冊にまとめ、新版として刊行。第一巻は巻第一から第三までを収録。
目次
まえがき
凡例
巻第一
祇園精舎/殿上闇討/鱸/禿髪/吾身栄花/祇王/二代后/額打論/清水寺炎上/東宮立/殿下乗合/鹿谷/俊寛沙汰 鵜川軍/願立/御輿振/内裏炎上
巻第二
座主流/一行阿闍梨之沙汰/西光被斬/小教訓/少将乞請/教訓状/烽火之沙汰/大納言流罪/阿古屋之松/大納言之死去/徳大寺之沙汰/山門滅亡 堂衆合戦/山門滅亡/善光寺炎上/康頼祝言/卒都婆流/蘇武
巻第三
赦文/足摺/御産/公卿揃/大塔建立/頼豪/少将都帰/有王/僧都死去/〓(つじかぜ)/医師問答/無文/燈炉之沙汰/金渡/法印問答/大臣流罪/行隆之沙汰/法皇被流/城南之離宮
- 旧版ISBN
-
9784061583511
上記内容は本書刊行時のものです。