..
【利用不可】
書店員向け情報 HELP
出版者情報
政治の衰退 上 フランス革命から民主主義の未来へ
発行:講談社
四六変型判
394ページ
定価
3,000円+税
- 書店発売日
- 2018年6月20日
- 登録日
- 2018年5月21日
- 最終更新日
- 2024年1月24日
書評掲載情報
2019-12-22 |
読売新聞
朝刊 評者: 篠田英朗(東京外国語大学教授、国際政治学者) |
2019-01-26 | 日本経済新聞 朝刊 |
2019-01-26 |
朝日新聞
朝刊 評者: 宇野重規(東京大学教授・政治思想史) |
MORE | |
LESS |
紹介
本書では、「国家」「法の支配」「政府の説明責任」の3つがダイナミックに作用し合うさまを21世紀初頭までたどっていきたい。もし本書の各章を通じて流れるテーマが1つだけあるとすれば、それは世界中の政治に欠陥があるということである。よくない政府がいかにしてよい政府に転じるかを理解するには、まず双方の歴史的起源を理解するところから始める必要がある。
『政治の起源』では、国家、法の支配、政府の説明責任の出現について、アメリカとフランスの革命期までみてきた。これら2つの革命は、制度の3つの分類すべてがある時そろって地球上の特定の場所に出現したことを意味している(すべてを併せたものを自由民主主義と我々は呼ぶ)。
本書では、この3つがダイナミックに作用し合うさまを21世紀初頭までたどっていきたい。もし本書の各章を通じて流れるテーマが1つだけあるとすれば、それは世界中の政治に欠陥があるということである。よくない政府がいかにしてよい政府に転じるかを理解するには、まず双方の歴史的起源を理解するところから始める必要がある。
目次
第1章 政治の発展とは何か
第2章 発展の諸側面
第3章 官僚制
第4章 プロイセン国家建設
第5章 腐敗
第6章 民主主義発祥の地
第7章 イタリアと低信頼の均衡
第8章 パトロネージュと改革
第9章 クライアンテリズムを生み出したアメリカ
第10章 猟官制の終焉
第11章 鉄道、森林、アメリカの国家建設
第12章 国民形成
第13章 良い政府、悪い政府
第14章 ナイジェリア
第15章 地理
第16章 銀、金、砂糖
第17章 吠えなかった犬
第18章 白紙の状態
上記内容は本書刊行時のものです。