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出版者情報
本屋風情
発行:KADOKAWA
文庫判
304ページ
定価
1,080円+税
- 初版年月日
- 2018年10月25日
- 書店発売日
- 2018年10月24日
- 登録日
- 2018年9月10日
- 最終更新日
- 2024年4月5日
書評掲載情報
2018-12-09 | 読売新聞 朝刊 |
2018-11-11 |
毎日新聞
朝刊 評者: 池内紀(独文学者) |
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紹介
南方熊楠・柳田国男・折口信夫・金田一京助・新村出……出版人が垣間見た、学者・文人の知られざる裏の顔。
繊細で几帳面な南方熊楠、「じれる」柳田国男、舌鋒の峻烈な内田魯庵、無愛想な浜田青陵……。自らを「裏木戸の出入り人」と呼んだ本屋(出版業)しか知りえなかった、貴重な近代日本の出版事情がわかる回想記録。大正から昭和のはじめにかけた民俗学・文化人類学・人文地理学・言語学の黎明期、いまも読み継がれている不朽の名作を誕生させた伝説の編集者が垣間見た、学者・文人たちの知られざるもうひとつの顔。
目次
1 まえがき
2 南方熊楠と柳田国男
3 南方翁の書簡と私
4 南方翁との初対面
5 南方翁に跟いて高山寺台へ
――御進講の前後
6 はからずも南方邸での二十四時間
――御進講の前後
7 「惚れ薬」の描いた波紋など
――御進講の前後
8 南方熊楠翁の自叙伝
9 『南方熊楠全集』に辿りつくまで
10 柳田邸、朴の木は残った
11 柳田、新村両先生仲直りのこと
12 よくぞ生まれた『雪国の春』
13 『人類学・民族学講座』流産始末記
14 『アイヌ叙事詩ユーカラの研究』生誕実録
15 『分類アイヌ語辞典』と金田一博士
16 ソッスュール『言語学原論』を繞って
17 『広辞苑』の生まれるまで
18 内田魯庵翁の回想
19 内田魯庵と嵯峨の屋御室
20 無愛想な青陵先生
21 大儒片影
22 岩波文庫『ファーブル昆虫記』の由来など
23 『山日記』創刊の経緯
24 山岳誌『山』を創めるまで
25 『野鳥』創刊のお手伝いとそれから
26 中谷治宇二郎さんと私
27 岩波茂雄さんとの出会い
28 渋沢敬三さんの持ち前とそのある姿
29 『ドルメン』誌記
30 落第本屋の手記
上記内容は本書刊行時のものです。