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尊厳 マイケル・ローゼン(著/文) - 岩波書店
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尊厳 (ソンゲン) その歴史と意味 (ソノレキシトイミ)

新書
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発行:岩波書店
新書判
縦173mm 横107mm 厚さ11mm
重さ 170g
252ページ
定価 840円+税
ISBN
978-4-00-431870-5   COPY
ISBN 13
9784004318705   COPY
ISBN 10h
4-00-431870-X   COPY
ISBN 10
400431870X   COPY
出版者記号
00   COPY
Cコード
C0231  
0:一般 2:新書 31:政治-含む国防軍事
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2021年3月19日
書店発売日
登録日
2021年2月10日
最終更新日
2021年3月17日
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書評掲載情報

2021-05-15 日本経済新聞  朝刊
2021-05-09 読売新聞  朝刊
評者: 苅部直(東京大学教授・政治学者)
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紹介

「尊厳」は人権言説の中心にある哲学的な難問だ。概念分析の導入として西洋古典の歴史に分け入り、カント哲学やカトリック思想などの規範的な考察の中に、実際に尊厳が問われた独仏や米国の判決などの事実を招き入れる。なぜ捕虜を辱めてはいけないのか。なぜ死者を敬うのか。尊厳と義務をめぐる現代の啓蒙書が示す道とは。

目次

日本語版への序文


第一章 「空っぽ頭の道徳家たちの合い言葉」
 一 たわごと?
 二 キケロとそれ以降
 三 カント
 四 優美と尊厳
 五 尊厳と平等
 六 ヒエラルキー
 七 権利を敬うことと、敬われる権利

第二章 尊厳の法制化
 一 尊厳ある小びと
 二 ドイツ
 三 カント的な背景――人間性の定式
 四 カトリック思想とドイツ連邦共和国基本法
 五 ドイツ連邦共和国基本法を解釈する
 六 ダシュナー事件と航空安全法
 七 一貫した解釈はあるか
 八 主意主義
 九 結論

第三章 人間性に対する義務
 一 人間主義
 二 功利主義者の応答
 三 外在主義
 四 人間ではないものが、内在的に善きものであるかもしれない
 五 義務
 六 カント
 七 プラトン主義なき義務

原 注
訳者あとがき
索 引

上記内容は本書刊行時のものです。