版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
広島平和記念資料館は問いかける 志賀 賢治(著/文) - 岩波書店
..
詳細画像 0
【利用不可】

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

受注センター:
貴店担当者:
注文電話番号:
注文FAX番号:
注文サイト:

広島平和記念資料館は問いかける (ヒロシマヘイワキネンシリョウカンハトイカケル)

新書
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:岩波書店
新書判
縦173mm 横107mm 厚さ11mm
重さ 178g
266ページ
定価 860円+税
ISBN
978-4-00-431861-3   COPY
ISBN 13
9784004318613   COPY
ISBN 10h
4-00-431861-0   COPY
ISBN 10
4004318610   COPY
出版者記号
00   COPY
Cコード
C0236  
0:一般 2:新書 36:社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年12月18日
書店発売日
登録日
2020年11月10日
最終更新日
2024年4月12日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2021-05-15 毎日新聞  朝刊
2021-02-28 読売新聞  朝刊
評者: 稲野和利(ふるさと財団理事長)
MORE
LESS

紹介

2019年に開館以来最大規模のリニューアルを行なった原爆資料館。世界中から訪れる人々は、そこに何を見て、どう感じているのか。原爆投下直後から一人被爆資料の収集を重ねた初代館長の信念は、どのように引き継がれてきたのか。被爆者の一層の高齢化が進む中で、「あの日」を記録し伝え続ける「記憶の博物館」の軌跡と課題。

目次

はじめに
原爆被災図

序 章 いくつかの出会い
 被爆再現人形の問いかけ/続く報道と戸惑い/いくつかの出会い

第一章 広島平和記念資料館へ
 広島平和記念資料館と原爆資料館/資料館の位置/路面電車/【コースその1】原爆ドーム経由/【コースその2】平和大通り、平和大橋経由/資料館に入館/資料館内の施設/情報資料室/シュモーハウス

第二章 全面更新した展示
 最大規模の第三次展示更新/動線/導入展示/八月六日のヒロシマ/破壊された街/救援・救護活動/放射線による被害/無言の問いかけ/絵筆に込めて/故郷を離れた地で/生き残ったものの/消えぬ想い/ギャラリー/焼け跡に立つ少女/情報の東館/核兵器の危険性/原子爆弾の開発と投下/原子爆弾の脅威/戦前の広島/企画展

第三章 被爆資料、遺品の声――資料館の誕生
 原点は長岡省吾/長岡邸に伺う/廃墟に佇つ/収集/原爆参考資料陳列室/原爆資料保存会/山崎与三郎/原爆記念館/開館後の資料館運営/被爆資料の展示/施設の整備/保存・管理体制の整備/遺品の受け入れ/資料の劣化、全館一斉清掃

第四章 資料館の歩み、ヒロシマの歴史
 平和記念都市建設法/平和記念公園及び「平和記念施設」の設計競技/廃墟のなかから立ち上がる/平和記念資料館の開館/原子力平和利用博覧会/広島復興大博覧会/原爆資料館はどこへ行く/資料館の性格づくり/平和記念施設整備改善計画の策定/入館料の値上げ/第一次大規模展示更新/米国から返還された資料/第二次大規模展示更新/東館の新築・開館/スミソニアン協会・国立航空宇宙博物館での特別展/アメリカン大学での原爆展開催/「平和の拠点」リストラの波/新たな資料館を目指して

第五章 何を、どう伝えるか――展示の変遷
 展示の移り変わり/開館当初の展示/「人影の石」を保存する/爆心直下の街並みの復元/蠟人形論争/その後の蠟人形論争/第一次大規模展示更新/人形論争再び/第二次大規模展示更新――劇場化された展示/東館の開館/「放射線による被害」展示の充実/「投下理由」の展示拡充

終 章 「被爆者不在のヒロシマ」を前に
 資料館への期待/新しい展示の評価/分かり易い展示/感じる力、想像する力/フォーラムとしてのミュージアム/海外での原爆展/内外の博物館との連携/国際博物館会議/被爆資料と資料館/死者の記憶を預かる/被爆資料を展示するということ/もう一人の詩人

あとがき

図表出典一覧
主要参考文献一覧
関連年表

著者プロフィール

志賀 賢治  (シガ ケンジ)  (著/文

志賀賢治(しが けんじ)
広島平和記念資料館前館長・広島大学原爆放射線医科学研究所客員教授。
1952年広島県広島市生まれ。
1978年名古屋大学法学部卒業。同年、広島市役所に就職。
2013年広島市役所退職。同年4月、広島平和記念資料館館長に就任(~19年3月)。2020年4月より現職。

上記内容は本書刊行時のものです。