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日没 桐野 夏生(著/文) - 岩波書店
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日没

発行:岩波書店
四六判
縦188mm 横129mm 厚さ27mm
重さ 464g
332ページ
定価 1,800円+税
ISBN
9784000614405
Cコード
C0093
一般 単行本 日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年9月29日
書店発売日
登録日
2020年7月31日
最終更新日
2020年9月25日
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書評掲載情報

2020-11-28 東京新聞/中日新聞  朝刊
評者: 井口時男(文芸評論家)
2020-11-21 日本経済新聞  朝刊
評者: 大澤聡(メディア史研究者)
2020-10-31 毎日新聞  朝刊

紹介

小説家・マッツ夢井のもとに届いた一通の手紙。それは「文化文芸倫理向上委員会」と名乗る政府組織からの召喚状だった。出頭先に向かった彼女は、断崖に建つ海辺の療養所へと収容される。「社会に適応した小説」を書けと命ずる所長。終わりの見えない軟禁の悪夢。「更生」との孤独な闘いの行く末は――。
装丁:鈴木成一


■ 推薦のことば

筒井康隆
これはただの不条理文学ではない。
文学論や作家論や大衆社会論を内包した
現代のリアリズム小説である。
国家が正義を振りかざして蹂躙する表現の自由。
その恐ろしさに、読むことを中断するのは絶対に不可能だ。

荻上チキ
息苦しいのに、読み進めずにはいられない。
桐野作品の読後には、いつも鈍い目眩が残ると知っていても――。
自粛によって表現を奪い、相互監視を強める隔離施設。
絶巧の文章が、作中世界と現実とを架橋する。

石内 都
個人的な価値観、個人的な言葉、個人的な行動をもとにして作品を創る。
それは自由への具体的な希求であり表現だ。
その基本がいつの間にか奪われ拘束される。
『日没』は桐野夏生でさえ越えられない身のすくむ現実がすぐそこにあることを告げる

武田砂鉄
絶望の中でも光を探すことができる、と教わってきた。
だが、この物語にそういう常識は通用しない。
読みながら思う。今、この社会は、常識が壊れている。
どこに向かっているのだろう。もしかして絶望だろうか。


■ 著者のことば
私の中の「書かなくてはならない仕事」でした。
桐野夏生


■『日没』Twitterアカウント
☞ @nichibotsu2020

目次

第一章 召 喚
第二章 生 活
第三章 混 乱
第四章 転 向

上記内容は本書刊行時のものです。