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アメリカ弱者革命
なぜあの国にまだ希望があるのか
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2006年4月
- 書店発売日
- 2006年4月26日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2015年8月22日
書評掲載情報
2010-11-07 | 日本経済新聞 |
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紹介
★2000年、2004年と大統領選挙にみる不正、大学の費用を餌に高校生をリクルートする軍隊、北アフリカと中東を合わせたより多い飢餓人口などなど、まさに弱肉強食を絵に描いたようなアメリカ社会。
★その闇の姿を明らかにするとともに、そういった邪悪なイメージとはおよそ正反対の、もうひとつのアメリカの姿を活き活きとした筆致で描き出す。★9・11を体験した著者だからこそ伝えられる希望のメッセージ。読み終わった後「まだ世界は大丈夫だ」と思える本である。
目次
●大統領選の光と闇
ハンスト実行/アロハシャツのガンジー/出会いは労働者デモ/警察に銃を突きつけられる/田舎町の共和党クリスチャン集会
●正義の価値
なんでハンストしようと思ったの?/新聞のない家/こんなことする価値、あるのかな/号泣する市民たち
●アメリカの見えない徴兵制
携帯で軍に勧誘される高校生たち/落ちこぼれゼロ法案/巧妙に仕かけられた罠
●見えない列車に乗せられる若者たち
殺しのマシーン教育/兵士たちのグッバイレター/ホームレスになる帰還兵たち/魂の一部が壊れた日を忘れたくない/僕たちは捨て駒なんだ/戦争のない世界へ
●未来を選び取る自由
軍事化される子どもたち/最大のターゲットはマイノリティ/教官は退役軍人/子どもたちの反乱/ビデオゲームで軍の訓練を疑似体験/母親たちのウェイクアップコール/恐ろしい音
前書きなど
★「テロとの戦い」をうたい文句にアフガニスタンを爆撃し、イラク戦争に突入、破壊と殺戮の道をひた走りに突き進むアメリカ。犠牲者の数はふくれあがり、ニュースは爆撃で赤く光るバグダッドの街や死にゆくイラクの子どもたちの映像を次から次へと映し出す。
★この戦争はおかしいと声を上げはじめた人々がいる。PTDSDの後遺症に苦しむイラク帰還兵、息子をイラクで殺された母親、軍の教育プログラムに疑問をもった高校生……戦争という巨大なビジネスを続ける自国の政府に捨て駒にされ、搾取されても、決してあきらめない、弱くて強い人々が、今アメリカ社会を揺るがしはじめた。
上記内容は本書刊行時のものです。