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ドイツ手作り紀行
熟年夫婦と森の国の人々
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2005年9月
- 書店発売日
- 2005年9月1日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2014年12月18日
紹介
森の国の景観と人々に魅せられた刺激的、立体的な紀行エッセイ! 熟年夫婦が7回におよぶ豊富なドイツの旅の経験を通して綴る「手作り」のハラハラドキドキの楽しさ、人々との深い交流。今年は「日本におけるドイツ年」、06年は「サッカーW杯ドイツ大会」を迎え関心が高まることは必至。…ドイツを知る格好の1冊である。
「ドイツ手作り紀行ー熟年夫婦と森の国の人々」に目を留めていただき有難うございます。
本書は地元に居を構えて四半世紀の著者がドイツ(人)に愛をこめて綴った紀行エッセイです。
正直なところ一昔前までは著者にとって「ドイツ」は特別の存在ではありませんでした。でもあるきっかけから度々出かけ、今や「ドイツ」と「ドイツ人」は決して忘れられない存在となっています。そのきっかけや過程は、著者だけの特有のものではありません。誰もがありうることなのです。
とりわけ今年は「日本におけるドイツ年」であり、また来年は「サッカーW杯ドイツ大会」もあってドイツのことが気になる時期でもあります。ドイツ好きな方はもちろん、そうでない方も、あるいは定年を数年先に迎える団塊世代の方や、既に定年を迎えて新たな人生目標を模索中の熟年世代の方も、この紀行エッセイを読んでみませんか。
そうすればきっと思いがけない発見があるはずです。そしてドイツ人はとっつきにくいのでは? という先入観念も氷解すること間違いありません。その呼び水になれば、の思いで本書をお勧めいたします。
ドイツの取り違えようのない素晴らしき景観とドイツ人の心ゆたかさとともに旅を続けるこの紀行エッセイは、次の3本の糸が織りなすドラマでもあります。
(1) 列車の中で偶々出会い、その後は3回もの再会を重ねたドイツ人との心温まる交流
(2) 世界25カ国の人々とともに学んだドイツ語留学での忘れられないひとこま、ひとこま
(3)そして旅を通じて知ったドイツ(人)の人生観、職業観、家族関係、躾・教育、環境
への取り組み、さらには少子化問題や戦後処理の問題などこれらは私が今まで絶対視
してきた価値観、さらには世界観にまでも影響が及んでいるように思います。
もちろん旅につきもののハプニングも少なくありません。たとえば、
・旅の初日からのパスポート紛失騒動
・重いスーツケースが、うっかりミスで駅階段を転げ落ちる! 下には多くの人がいる!
列車から両手に荷物を持って列車から降りる際のこと、ステップを踏み外し、固い
プラットフォームに転倒、強打! ドイツ人親友の誕生祝いに招かれ、到着して
初めて知った驚くべき事実! 当の本人が突然の急病に倒れ、緊急入院! しかも
1週間の滞在中に1度も面会も出来ない事態に! 帰国前日の片田舎(列車も、バスも
、タクシーもない)で、マイクロバスに置いてきぼりに!
こうした旅にあって知りえたのは、人々のゆたかな心です。やはり、旅は刺激的であり、そして楽しい。この発見と喜びを皆さんも体験してみませんか! それがドイツの旅なのです。
(著者) 伊関 武夫
前書きなど
★「旅、それはまさに自分発見の行為でもある。……願わくば、異文化の中に身をおき、自らの心で観て、聴いて、そして感じたいもの。そうしてこそ、今まで何となく絶対視してきた自らの価値観、人生観、さらには世界観すらも見直すきっかけとなるかもしれないのだ。お仕着せの旅から抜け出し、定年前から『手作り』の旅を心がけてきた理由も実はそこにある。ましてや定年後の時間を自由に使える好機をフルに活用しない手はない。まさに『定年万歳!』なのだ。」(「はじめに」より)
版元から一言
(社)日本図書館協会 選定図書
上記内容は本書刊行時のものです。