コロナ禍と教育のICT化と電子出版と:雑感
新型コロナに翻弄された3年余。小社のここ数年の歩みとともに、思うところを記しておきたい。 (さらに…)

新型コロナに翻弄された3年余。小社のここ数年の歩みとともに、思うところを記しておきたい。 (さらに…)
八千代出版株式会社は創業53年目となっている。創業者である現会長の実家は水道橋にある古書店の老舗、そんなところから大学の先生方からの情報も入り、もしかして大学のテキストを作ったら売れるんじゃないかと思って創業したというのが小社創業のきっかけということである。八千代出版の名は、さまざまな分野のものを手がけていこうと思いから付けられている。 (さらに…)
年齢がわかってしまうが、私の就職活動の年は男女雇用機会均等法施行元年にあたっていた。当時、専門職一本に絞っていた私はそうしたことを意識することなく就職したが、そういえば一般企業入社を目指していた友人たちは一般職と総合職どちらを希望するかで悩んでいた。また、短大で学んだ同期も多く、一足先に入社していた彼女たちは、後に希望をとられたということも聞いた。そして、大手企業に総合職として入社した先輩(女性)はバリバリ働いて残業も元気よくこなし、気付いたら手取り収入が増えて驚いたなんて話していた。と思えば、某大手有名企業で働いていた同級生は、女性は縁故でないと採らないと話していた。そして、縁故入社した身元が確かな(?)女性たちはほぼ社内結婚していくのだそうな(←当時でも驚いた話である)。 (さらに…)
実を言うと、私はランナーであったりする。仕事と家事の合間をぬって、月間に最低でも200km走ることを1つの目標としている。走り出したきっかけは友人に10kmマラソンに誘われたから。そこから10年以上の月日が経ち、今ではフルマラソンだけでなくウルトラマラソンやトレイルランニングにまで、手ならぬ足をのばしている。
さて、前置きが長くなった。7月は『データでみる スポーツとジェンダー』(日本スポーツとジェンダー学会編)を発行する。
リオデジャネイロ・オリンピック・パラリンピックが近づき、選手への期待、応援熱も高まってきている。オリンピックに限らず女性アスリートの活躍は目覚ましく、女性のスポーツ参加も増えているように感じるが、現状はどうであろうか。
私が参加する各種ランニング大会でも女性の参加者は徐々に増えているように感じる。しかし、年間のフルマラソン完走者数をみると女性率は30%くらいというのが実情。トレイルランニング大会完走者での女性率は、20%をきることも多い。女性はまだまだマイノリティ? というのを実感してしまう。 (さらに…)
わが社が発行する書籍は大学テキストが主なものです。当然4月からの採用に間に合わせるため、この時期はとにかく編集と製作であたふたしていま す。もう少し時期を分散できないものかと、毎年のことながら思うのですが、やはりこれはどうしようもありません。
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版元日誌も2度めの投稿です。本づく り、それに販促も含め、各版元も工夫をされていると思います。版元の数だけ企画編集販促あるといわれる業界にあって、今回はわが社の本づくりの苦悩と販促への取り組みの一端を記してみようと思います。
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昨年8月に会員になりました八千代出版です。大学向けテキスト、人文科学・社会科学分野を中心とした専門書を主に発行しています。
当社では委託販売を行っておりません。テキスト採用品が売り上げのほとんどを占めていたこともあり、15年ほど前までは一般書店には基本的に本を置いていませんでした。
しかし、著者はもちろん、出版企画を立て編集していく自分たちも、当然多くの人に手にとってもらって読んでもらいたいという気持ちは強くもっています。そこでまずは取次に委託配本の交渉をしに行きましたが、これは交渉決裂。書店営業担当者をおいたり、外部営業を依頼したりしたこともありましたが、こちらはうまくシステムが回らず頓挫。結局は大型書店のFAX番号を調べ、かなり限定的になりますが、チラシを送信する営業スタイルになっています。
どこの版元さんも同様と存じますが、いかに魅力ある本をつくるか、そしてそれを多くの読者に届けるため、限られた資源のなかでどのように販売促進していくか――日々悩み悪戦苦闘しております。
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