荒波に身をまかせる 2022年3月23日 灯光舎 面髙 悠 これまで遅疑逡巡を繰り返してきた人生なので、出版の大海原に「灯光舎の船出」を決めたことは、僕のなかで思いがけない選択でした。版元日誌の依頼をいただいて、何を書こうか考えあぐねた結果、灯光舎をはじめるきっかけでもさらっとまとめてみるかと考えて、思い浮んだのが「それにしても、思い切ったことしたな」ということ。当時を思い出しても自分でした選択を他人事のように感じてしまうわけです。自覚がないというか、情けないというか、不思議です。 (さらに…)