利休生誕から500年
今年は利休の生誕500年にあたる。利休居士の法要は行なわれているが、クリスマスや天皇誕生日のような行事は行われてこなかったようだ。宗教が生まれる前の旧石器時代から日本人は死者を弔ってきた。 (さらに…)
今年は利休の生誕500年にあたる。利休居士の法要は行なわれているが、クリスマスや天皇誕生日のような行事は行われてこなかったようだ。宗教が生まれる前の旧石器時代から日本人は死者を弔ってきた。 (さらに…)
万葉集の歌には、多くの草木が詠まれていますが、それらの草木を集めたいわゆる「万葉植物園」が全国に存在し、そのひとつが武蔵国分寺にあります。園内にある植物には、その草木が詠まれた万葉の歌が添えられており、勉強不足の私でも植物と歌を眺めながら詠み人の思いを感じることができます。 (さらに…)
『光琳百図』を手に入れた。これは酒井抱一が鈴木其一などと自宅で尾形光琳の百回忌を行ったときにあわせて自身で企画出版した江戸時代の美術図録。作者の熱い思いを感じる出版物に触れることほど嬉しいことはない。
琳派の作品を美術館で見てから40年が経過したが、未だに分からないことがたくさんある。たとえば、江戸琳派とは何か。何故、京都を舞台としていた琳派が京都では途絶え、光琳から百年後の東京下町に突然現れたのか。 (さらに…)
平成26年10月「天皇皇后両陛下の80年−信頼の絆をひろげて」が日本橋高島屋で開催されました。展示されていた天皇陛下の書き初め(昭和21年)の前で私は釘付けとなりました。平成(『史記』五帝本紀の「内平外成(内外、天地とも平和が達成される)」からの引用)とは、戦争が終わって初めて迎えた元旦の陛下の御決意で、その実現のために70年間取り組まれていることを知ったからです。 (さらに…)
平成26年9月9日、『昭和天皇実録』公開についての報道があった。編纂期間と費用には驚かされたが、それほど昭和は一言では表現できない激動の時代だったのだろう。 (さらに…)
今年になって水俣病認定の訴訟に加えて、薬を巡る2件の事件で最高裁判決がでた。1月には大衆薬ネット販売、4月には世界に先駆けて日本で承認されたイレッサ薬害事件である。アメリカでは、4月にオバマ大統領が署名して「H.R. 933: Consolidated and Further Continuing Appropriations Act, 2013(包括予算割当法案)」が成立したが、その「セクション735」が「モンサント保護法」と揶揄され議論になっている。その最中、アンジェリーナ・ジョリーがニューヨーク・タイムズ紙に寄稿した「My Medical Choice(私の医学的選択)」が話題をさらった。
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爾の時に、無尽意菩薩即ち座より起ちて、偏に右の肩を袒ぎ、合掌して仏に向かって是の言を作す。世尊よ、観世音菩薩は何の因縁を以て観世音と名づくるやと。
ご存知、妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五(観音経)の冒頭部分である。
チベット仏教のダライ・ラマと同じように、右肩をあらわにしてワンチュク国王夫妻が来日された。 (さらに…)
会合で外出中にアマゾンから荷物が届いた。妻が押印して受け取った。帰宅してパッケージを見る。確かに、私の名前と住所が印字されたシールが貼られている。しかし、心当たりがない。う〜ん。何が送られてきたのだろう。少し躊躇してから、開けてみた。書籍である。もちろん、注文した覚えのない書籍だ。
そこで、amazon.comに自分のアカウントでログインして注文履歴を確認してみた。やはり、注文した形跡はない。誰かが私になりすまして注文したということでもなかった。やむなく、サポートセンターに問い合わせることにした。Web上で自宅の電話番号を入力すると瞬時にサポートセンターからコールバックされてきた。これはなかなか便利なシステムだと感心。 (さらに…)
メーリングリストで告知いただいた第1回ARGフォーラム(8月17日)に出かけてきました。私は専門家ではないので難しい議論は横に置いておいて率直な感想だけを列挙してみたいと思います。
最も強く感じたことは、従来の本作りは確実に転換点に来ているということです(DTPが登場した頃から言われ続けていることですが)。それは紙から他の媒体でのパブリッシング、読み手の要求を意識した作り方、流通、そして利益構造(ビジネスモデルや著者の印税)などです。
DRM技術の進歩によって音楽や映画のネット配信は主流になりつつあります。これはユーザーが媒体に固執するのではなくユーザビリティーを重視した結果でありましょうし、ネット配信が何よりもユーザーの生活環境にマッチしたことが主な理由でしょう。ネット配信によって経済的に損をした人がいるかと考えますと、CD/DVDのプレス業者や運送会社などの派生的な業種に限定されるわけで、それ以外の人(制作者側)には従来と同じような利益構造が維持されています。 (さらに…)
2009年、ハワイは州に昇格して50年の節目の年を迎えます。ハワイにおける政治的運動がキング牧師の公民権運動、ジャクソン師の大統領選立候補、そしてオバマ新大統領選出にリンクすると感じている人は多いのではないかと思います。オバマ新大統領がシカゴで当選の演説をした時に涙を流すジャクソン師がテレビで映し出されました。この瞬間、アメリカは本当に変革を選んだのだ、と実感しました。
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