「工藤さんにしかできない」から考える出版起業
まったく私事なのですが、新規出版社(「ころから」という名称だけ決まっています)を立ち上げるべく、年内をもって第三書館を退社することにしました。
版元ドットコムでのお付き合いは5年弱という短い期間でしたが、高円寺での「本の楽市」イベントをはじめ、さまざまなお世話になりましたことを、この場を借りてお礼したいと思います。
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まったく私事なのですが、新規出版社(「ころから」という名称だけ決まっています)を立ち上げるべく、年内をもって第三書館を退社することにしました。
版元ドットコムでのお付き合いは5年弱という短い期間でしたが、高円寺での「本の楽市」イベントをはじめ、さまざまなお世話になりましたことを、この場を借りてお礼したいと思います。
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今年も「本の楽市@高円寺フェス」の季節がやってきました。
「秋の大文化祭」をキャッチフレーズにした高円寺フェス(主催 中野区商店街連合会・杉並区商店会連合会)の一環として、一昨年から開催していますが、今年は10月27日と28日に杉並区立「座・高円寺」などを会場に開催することになり、現在、出展出版社を募集しています。
メーカーと流通が分離されている出版業において、版元が最終ユーザーに直販する意味は、昨年の「版元日誌」でも執筆させてもらいました。
版元が本を「産直」する意味
その結果かどうかは分かりませんが、好天に恵まれたこともあって、1000人以上の来場がありました。
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3.11--東日本大震災からまもなく一年を迎えます。
小社では、震災から3カ月後に刊行した『TSUNAMI3・11 東日本大震災記録写真集』と、同じく半年後に刊行の『TSUNAMI3・11 PART2』に続く『TSUNAMI3・11 PART3』を作成中です。
ほぼ一年を経た被災地を取材するカメラマンに、被災直後の写真と同じアングルで現在の状況を写し取ってほしいと依頼しています。
この難題にトライしてくれているカメラマンの一人、川井聡さんの取材に同行して、2月下旬に釜石から八戸を巡ってきました。
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「戦前なら恐らく『売国奴』扱いを受けかねない内容です」
「日本には言論の自由がありますから、書くなとは言いませんが、こんな本は買う価値がありません」
こんなふうに読者から「レビュー」された本は、はたして売れるのだろうか?
結論から言えば、売れているのである。
書名は、『「尖閣」列島 釣魚諸島の史的解明』(第三書館/2000円+税 )。
40年前のミリオンセラー『日本の歴史』(岩波新書)などで知られる歴史家・井上清が、日中だけでなく、ヨーロッパまで文献を求めて著した労作だが、刊行から15年を経て、いま売り上げを急激に伸ばしているのだ。
その理由は明白で、「中国船長逮捕事件」以降に売れだし、先日はアマゾンから50冊の注文が入り、その後も毎日20冊前後を出荷している(小社では異例の数字)。
しかしアマゾンの「カスタマーレビュー」は、冒頭のような「悪評」がズラリ。他にも、「中身がない本です」「こういう書籍を沢山著していたのが昔の自称進歩派言論人なんだよな」などと続いている。 (さらに…)
7月8日から11日まで、東京ビッグサイトにおいて「第17回東京国際ブックフェア2010」が開催され、76,297人の来場があったそうです。
版元ドットコムでも、一昨年から3回目となる共同出展を行い、52の会員社と協賛社がそれぞれの本や業務内容をアピールしましたが、その舞台裏の一部をご紹介します。
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本をPRするにあたって、著者の講演会が開かれることはよくあります。
また、東京・中井の伊野尾書店が「書店プロレス」を開催され、ポット出版が「書店落語」をプロデュースされるなど、風変わりなイベントも少なくありません。
かくいう小社でも、昨年末から本をめぐるイベントのトライアル&エラーを繰り返していますので、いくつかご紹介します。
その1●お笑いと政治の融合
昨秋の政権交代後、民主党議員を格付けした『ミンシュラン』と、その自民党版『ジミンシュラン』を相次いで刊行。
そうしたところ、旧知の石倉ちょっきさん(元ニュースペーパー)と再会する機会があり、石倉さんから「この本を使って遊びましょうよ」という提案があった。
出会った場所が下北沢のライブ・カフェだったもんで、その場で店主に直談判して、石倉さんが麻生前首相に扮して民主党議員を仕分けする、というお笑いイベントが昨年末に実現。
そして、今月14日には埼玉のブックデポ書楽でも、石倉さんの「政界ひとりコント」が開催された。 (さらに…)