「Amazonバックオーダー停止対応 在庫チェッカー」利用開始(版元ドットコム会員社限定)
Amazonのバックオーダー停止問題に関して先日意見交換会も開催しましたが、その席でも開発中としてご紹介していた「Amazonバックオーダー停止対応在庫チェッカー」を会員管理画面よりご利用いただけるようになりました。
自社の商品が今現在Amazon、HonyaCLUB、honto、e-honでは在庫状況がどうなっているのか調べて一覧にするためのツールです。
結果を確認してAmazonを在庫ありにするべく日販の倉庫と交渉するための基礎資料として使ったり、読者をAmazon以外のオンライン書店に誘導するように告知したり、各社さまざまにご利用ください。
※このツールの利用は版元ドットコム会員社限定です。
Amazonはカートの状態がどうなっているか知るためにチェックします。
HonyaCLUBは日販運営サイトで、日販の倉庫の在庫状況を反映していると推測されるので、それを知るためにチェックします。
hontoは、すでに近刊予約での連動などを始めており、Amazonに在庫が無い場合の誘導先の有力候補となり得るので在庫状況をチェックします。
e-honはトーハン運営サイトで、トーハンの倉庫の在庫状況を反映していると推測されるので、それを知るためにチェックします。
●具体的な利用方法
会員管理画面にログインしたら、上部の背景の黒いメインメニューの中から「Amazon在庫」をクリックして画面へ移動してください。
表示された画面右上のメニューで操作・利用します。
「チェックを予約する」をクリックすると、御社の全書籍のデータを対象オンライン書店での在庫状況のデータを取得します。
毎日正午頃からまとめてチェックを開始し、たいていは19時頃には終了する予定です。相手サイトの混み具合とチェックする書誌の総点数によって終了時刻は変わります。最も遅くなっても翌朝には完了しています。
※ある日の夜10時に予約を入れると、実際にその分のチェックが開始されるのは明けて翌日の正午から、というタイミングになるということです。
データ取得途中には途中結果は表示されず、データ取得が全て完了したあとに全部が表示される仕組みですから予約を入れたあとそのまま待っていても当分の間は全く何も表示されません。時間を置いてから再確認してください。
●在庫状況が確認できる書誌の範囲
御社の、版元ドットコムに登録済みの書誌で、非公開ではないものがチェック対象です。
複数回利用していると、それぞれの本の行をクリックすることで履歴データを表示できるようになり、在庫情報の変動も確認できます。
●利用の制限事項
1. 1日1回
「チェックを予約する」で申し込めるのは1日1回までとします。
2. 全利用社で1万書籍
相手先サイトへの迷惑になること、取得にそれなりに時間がかかるので24時間で終わらない可能性がでてくること、などの理由により当面は「すべての利用社のチェック要望書籍数が1万点」を一日の上限にしています。
予約数上限に達している時はその旨表示されますので、翌日以降再度予約を試してください。
●データのダウンロード利用
「最新CVS」のボタンをクリックして、取得したデータの最新の分の結果をCSVとして手元にダウンロードできます。
同じく「全履歴CSV」から(チェックを複数回利用している場合には)これまでの履歴が全部入ったCSVをダウンロードできます。
なお、全履歴入りのCSVは、同一書名の行が履歴がある回数分だけ機械的に繰り返される仕様ですから、在庫変動を全書籍に渡ってじっくり分析したいなどの場合以外は、使いにくいでしょう。
通常は「今、各オンライン書店では在庫はどうなっているのか」を知るという目的で「最新CSV」の方のご利用をおすすめします。
●ダウンロードデータの利用例
ダウンロードしたCSVをExcelで開き、たとえば:
・Amazonの列に在庫に関する文字列が無いものをフィルタで抽出する
・さらに版元ドットコムの在庫ステータスで、在庫あり(+在庫僅少)のフィルタで絞る
などすることで「Amazonに在庫がないが、自社には在庫がある」という商品を簡単に抽出したりできます。いろいろに工夫してご利用ください。
なおサイトで公開している「版元ドットコム利用マニュアルPDF版」も、上記ご説明を加えて更新しておきました。
版元ドットコムマニュアル
よろしければこの機会に更新版をお手元にどうぞ。