法学シリーズ作製中
わが社が発行する書籍は大学テキストが主なものです。当然4月からの採用に間に合わせるため、この時期はとにかく編集と製作であたふたしていま す。もう少し時期を分散できないものかと、毎年のことながら思うのですが、やはりこれはどうしようもありません。
さて、今期は久しぶりに法学のシリーズものを製作しています。
『法学・憲法を知る』(山本悦夫編著)
『民法を知る1[総則・物権]』(中村昌美編著)
『民法を知る2[債権・家族]』(中村昌美編著)
『刑法を知る』(山内義廣編著)
上の書名で、法学・憲法1巻、民法2巻、刑法1巻の4巻ものです。
それぞれの巻には各法令の基礎中の基礎を凝縮、各法の重要項目を条文に沿って構成立てているため、目次の項目立てを見ても各法の全体像がつかめる ようになっています。
各巻共通の特長は以下のようなものです。
1)法学検定、公務員試験を受けるなど、法学知識を必要とする方々を対象としたテキスト
2)レベルは法学検定のベーシック〈基礎〉コース(旧4級)、スタンダード〈中級〉コース(旧3級)程度に置く
3)法学検定の問題集と連動した内容にもなっているため、検定問題を解答する前後の予復習に役立つ
4)各法の構成に沿った、法律学を学ぶ者が知っておくべき必要事項を、各項目とも原則的に見開き2頁に、簡潔にまとめる
5)重要事項や用語はゴシック体にしてある
6)コンパクトな事典としても使えるような内容に仕立ててある。
大学での講義は、通説も学びつつ、講義をされる先生が唱える学説をどう自分のなかで咀嚼するかといった学びの面白さがあります。大学テキストとし ては、執筆者がその学説をとりいれながら執筆するというスタイルの著作もあれば、知っておくべき知識を得ることを目的として基礎を記すスタイルの ものもあります。前者のスタイルはニーズが限られてしまうため、多くのテキストは後者のスタイルになってきつつあります。今回のシリーズは大学テ キストとしてみれ
ば、後者のスタイルです。それに検定、試験に対応させたものです。
本文内容はまだ伏せますがほんの少し、ページのイメージを入れます。より多くの人に知ってもらい、手にとってもらいたい。さあ、これも4月採用に 向け編集作業の正念場です。ガンバロ~(*^^)v
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