雑誌の仕事、書籍の仕事
はじめまして。近代セールス社・吉川令那と申します。
社名に馴染みのない方からは「何をセールスしているのか」と聞かれたり、執筆者の方から「社名を変えるタイミングはなかったのですか?」などと言われたりするのですが、弊社は、主に金融機関向けの書籍・雑誌等を制作している出版社です。
私は某金融機関から弊社に転職し、雑誌編集を5年間担当した後
今年の1月から出版部(書籍編集)の担当になりました。
これまで、金融機関の実務を取り扱う雑誌『バンクビジネス』編集部に在籍していたので、校正作業は法律の条文や判例とにらめっこでした。
以下は私のwebサイトの「お気に入り」の一部です。
・民法
・銀行法
・犯罪収益移転防止法
・金融商品取引法
・手形法
・民事執行法
・国税庁
・最高裁判例情報
・Soccer King 2014W杯ブラジル大会放映スケジュール一覧
…最後のは仕事に関係ありませんでした。(サッカーファンなのです。息抜きです)
と、このように書くと「なんだか難しそうなことをやっている会社だ」「堅そうな会社だ」と思われるかもしれませんが、まったくそんなことはありません。
社内には個性的な人たちが多く、楽しく仕事しています。誰かが「編集者」を「変集者」と書いていましたが、言い得て妙だと思っています(いい意味で…)。
さて、雑誌は隔週発行で校了日が月2回あり、1号終わればすぐ次号の進行、次々号の企画…と毎日が飛ぶように過ぎていたのですが
書籍の場合は、じっくり1冊の本と向き合うことになります。
最初のうちは時間感覚がなかなかつかめず、「今日は何をどこまでやろうか」「本当にこのペースで大丈夫か」と四苦八苦していましたが、少しずつ慣れてきました。
そんな中、先輩編集者から引き継ぎ、初めて担当した書籍が先日発売になりました。
『バンカーズストーリー ~信用金庫はおもしろい!』
弊社としては2冊目の新書。横浜信用金庫の中島久さんが、現場のエピソードを交えながら、自身が信金職員としてアイデンティティを確立した過程を綴ってくれました。
配本日に駅前の書店に立ち寄り、入口付近にある新書コーナーを物色(平積み&面陳のみの一番目立つコーナー)。
「ここには置かれていないか」とややしょんぼりしつつ、「金融出版社別」のコーナーへ行きました。
すると…面陳されていたのです!!
じーん。この書店で弊社の本が面陳されていることはほとんどないのに…。
というわけで、「またがんばろう」と思えた金曜の帰り道でした。(←意図せず「日誌」的な終わり方に…!)
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