人見知りが営業って
こんにちは。駒草出版営業を担当しております日名子と申します。
ちなみに「ひなご」と読みます。
いつも読ませていただいている「版元日誌」に書くことになるとはビックリです。
この業界に入る前は多少は本を読む人間だったと思うのですが入社してからはより読むようになりました。
今までPOPなどは見なかったのですが、この仕事を始めてから、営業で書店さんに寄る時など、POPなどをみているうちに、そこに書かれている内容が気になってしまい、つい買ってしまうようになり、今まで読まなかったジャンルなども読んで自分の世界が広がりました。
しかし、一番落ち着いて本を読める場所が電車の中となってしまったので、出勤時、移動時、帰宅時しか読まず、読むスピードがすごく遅いのです。
お蔭さまで「積ん読」の量もふえましたが、今となってはある程度ストックがないと不安になるようになってしまいました(ちゃんと読んでますよ!)。
そして問題が、営業のクセに「人見知り」なんです。
初めて会う書店員さんなどはすごく緊張して、カタコトの日本語をしゃべりながら営業するという、なんとも国籍のあやしい営業になっています。いまだにその症状が発症いたします。
慣れてきてしまえば気軽に話すこともできるのですが、慣れない書店員さんはいまだに上手く喋れません。とある書店員さんなんかには
「いまだにカタいですねー」
なんて、笑われながら言われます。逆に向こうが僕のカタさに慣れた?
ふつうに話せる書店員さんなんかにはコレが饒舌になります。
「アレを置いてないなんてダメじゃないですか」
「コレめっちゃ面白いよ。買いなよ」
「えー、アレを売り切ったら買ってもいいです」
などと、およそ商談とは程遠い会話内容です。
とある書店の店長さんなんかは
「日名子さんは会話が仕事1割、雑談が9割だね
なんて言われます。親しくなるにつれて仕事の話が減るようです(笑)。
最初のハードルが高いのです。あがらずに話せる魔法はないものか。
あがらずに喋れるようになる本を読んだほうがいいですね。
なんで営業になったんだろう?
あと、この苗字ですが、昔からまともに苗字を読まれたことがありません。電話などでは一発で通じないですし(平井、品川等)、名前を書かれる時は「田名子」なんて書かれるし、なんとも不便で、気に入らないこの苗字ですが、珍しさからか、すぐに覚えてもらえるので、その時だけはこの苗字で良かったと思います。
というワケで人見知りが頑張って営業しております。
ちっとも版元らしくない文章で失礼しました。
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