今こそ備えを!
東日本巨大地震で被災なさった方々に、心よりお見舞い申し上げます。
アニカでは、被災時&被災後のサバイバル本を出しています。こんなときに宣伝かい!と思われるでしょうが、そうです、宣伝です。なぜなら、こういう防災意識の高まりをきっかけに、より多くの人の準備してもらいたいと思っているからです。
東京は震源から距離があったこともあり、今回は軽微な被害で済みました。東京が経験していることは、「大きな危機」ではなく「不便」だと思います。それでも揺れの直後は、身の危険、そして家族の安否確認などの大変さを感じられたでしょう。わたしが言うまでもなく、備えの必要性は十分おわかりかと思います。
じゃあなんでこんなにエラそうに書いているかというと、著者である山村武彦所長のアドバイスの素晴らしさを、より多くの人たちに知ってもらい、実行に移してもらいたいからです。楽天ブックスにいただいたレビューをご紹介します。
「様々な防災本のなかで、本書ほど実用性に富んだものは見たことがありません。とともに、著者の『どんな災害にも負けず、生き抜いて欲しい』という祈りと『非常時こそヒューマニスティックな愛情の発露が必要だ』という願いに溢れていて、この類の本には珍しい『人の情けの溢れる本』になっています。」
世界中のどこでも、災害が起こるたびに現場に飛んで視察・調査されている所長ならではの、防災哲学!
本書は、地元の防災訓練などで、毎年参加しているのにいろいろ忘れてしまっている人の多さを実感して、企画した本です。被災後に読んで役立つ情報も必要だ!と思って作りました。被災したときに「今さら言われても…」と思ってしまう内容ではなく、避難の仕方から始まり、被災後何ヶ月かかるかわからない生活再建のための支援・制度などについても、詳しく解説しています。どうぞ、目次をご覧ください。
そしてこの機会に、本書を非常持ち出し袋に入れるとともに、いっぱい出ている防災本の中から自分の生活や環境に合うものをみつけて、ぜひご一読ください。
(この版元日誌には別の原稿を用意していましたが、急遽差し替えをお願いしました。元の原稿は、今月26、27日のあいおいブックラボという本のイベントについてでした。こんなときなので何があるかわかりませんが、無事開催できたらぜひお越し下さい)