BOOKUOKA2010 10/20(水)〜11/21(日)開催中!
現在、福岡県内では主要書店他にて第5回「ブックオカ2010」が開催中です。公式Webサイト→ http://www.bookuoka.com/
「福岡を本の街に」を合言葉に2006年から始まったこのイベントは、地元福岡の 書店・出版社・雑誌社・制作者等の有志で立ち上げた実行委員会が中心となり、 毎年秋に行われています。「一般の方々と本との関わりがもっと深くなるきっか けづくり」「書店・出版業界の活性化」などが目的で、地元版元も数名が実行委 員に加わり、この時期は自分の仕事そっちのけで「ブックオカ」に関わっています。
正直にいえば、地元版元にとっては自社の本をアピールする場ではないため実益 にはつながりません。しかし、「書店に足を運ぶ人が一人でも増えれば」との思 いは共通で、地元版元のほとんどが「ブックオカ」に協賛しています。
そこで今年の主なイベント等の紹介です。(11月開催分のみ)
◎ブックオカ2010特製ブックカバー(画・宇野亜喜良さん)
【日程】2010年10月20日(水)~11月21日(日)
【配布】県内約70書店
恒例の特製文庫カバー。今年は何と宇野亜喜良さん! 県内約70書店店頭で配 布、書店で文庫本を買うともれなく進呈します。
◎福岡の書店員&編集者が選んだ 激オシ文庫アワード
【日程】2010年10月20日(水)~11月21日(日)*各店舗の営業時間内
【会場】福岡県下約40書店の店頭(一部佐賀・熊本)
今年は「舞台はフクオカ!」「あなたの気持ち、文庫で贈ろう。」「わが10代の サイコー傑作!」の3部門で展開!
◎永江朗トークショー「セゾン文化は何を夢みた」
【日程】2010年11月6日(土)17:00~
【会場】警固教会
【料金】1000円(要予約)
1980年代、「文化戦略」「イメージ戦略」の旗印のもと、日本企業としては 異例の規模で広告や文化事業に資金を投入したセゾングループ。堤清二(辻井 喬)という特異な経営者に率いられたセゾンは、いったい何を目指し、何を夢見 ていたのか。保坂和志、車谷長吉、阿部和重、中原昌也、佐々木敦、三浦展ら現 在も第一線で活躍する多くの作家を輩出したセゾン。バブル崩壊、そして経営破 綻後、ときに冷笑的に負の側面ばかりが語られてきたその功績と真価を、「マ ネー神話」が崩壊したいま、もう一度考える。
トークは堤清二会長以下、紀国憲一文化事業部長、「無印良品」の誕生に携わっ た小池一子など、当時の関係者へのインタビューを基にした新刊『セゾン文化は 何を夢みた』(朝日新聞出版)が刊行されたばかりの永江朗さんです。
◎角田光代トークショー「私たちには本がある」
【日程】2010年11月13日(土)17:00~
【会場】西南学院大学・チャペル
【料金】1000円、学生500円(要予約)
1990年の「幸福な遊戯」(第9回海燕新人文学賞受賞)以来、『対岸の彼 女』(05年、第132回直木賞)、そして映画化が決定したばかりの『八日目の 蝉』(07年、第2回中央公論文芸賞)や新刊『ひそやかな花園』など、次々と話 題作を発表し、現在最も注目を浴びる女性作家として知られる角田光代さん。ご く普通の日常生活にひそむ、非日常とのあわいに落ち込んだ人びとの姿を描きな がら、危うい均衡の上でつなぎとめられている平凡さの意味や価値を問い続けて きた作品の背景、そして、とてもお酒好きで日々ジョギングを欠かさないという 日常のエピソードまで、次々と質問を浴びせます!
◎谷川俊太郎 詩の朗読と音楽~武満徹をうたう
【日程】2010年11月20日(土)19:00〜
【会場】都久志会館
【料金】前売4,500円 当日5,000円(要予約)
1996年に世を去った現代音楽の巨人・武満徹。その最良の理解者として50年代か ら武満と交流を続けた詩人・谷川俊太郎さんをメインゲストに、小室等さん、鈴 木大介さんら一流の演奏家による武満作品のコンサート(第1部)、そして谷川 さんらが武満の思い出を語るトーク(第2部)の2部構成で贈る至福のひととき。
原稿が遅くなってしまったため、11月開催分のみを紹介させていただきました。
今月、出張や旅行などで福岡にいらっしゃる予定の方は、ぜひ「ブックオカ」開催期間にあわせておいでください。また、福岡の版元にもどうぞ気軽に連絡を。 弦書房さんらとともに、屋台や市場食堂などで一献いかがでしょうか。
BOOKUOKA公式Webサイト→ http://www.bookuoka.com/