改行
1974年に創業、今年で35年目を迎えます。
京都・伏見の版元、松籟社(しょうらいしゃ)の西尾(にしお)と申します。
現代思想、社会学、海外小説など、人文社会科学系の書籍を中心に出版をしております。
「版元日誌」を引き受けることになり、正直、何を書いたらいいのか悩みました。と言うのも、普段は出版以外の仕事をすることが多く、ウェブ制作やDTP、ニュース記事作成など、どちらかというとデジタル系の仕事がメインなのです。今回は、出版と関係ないかもしれませんが、普段の仕事のなかから気になったことを書こうかと思います。
今、原稿を書いていて疑問に思うことがあります。
それは、『改行』です。
「版元日誌」は、Webサイトに掲載されます。よって、改行を入れた方が読みやすいのではと考え、はじめの原稿では、改行を多めに入れました。でも、改行がやたらと入っている文章は、内容が軽く感じられませんか?
改行を入れるのか、入れないのか。どちらが正しいのでしょうか。ブログやmixiの日記などを見ていると、改行が多い文章が目立ちます。書籍の場合は、改行を入れることはありませんから、ネット特有の文化なのでしょう。読みやすいんですが、文章に重みを感じません。ネットで調べてみると、
http://www.iwagoro.net/archives/2008/08/30/1015/
「改行の多いブログにろくなものがない。」
iwalog
http://blog.graviness.com/?eid=824369
「改行の多いブログ」
Graviness Blog
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1115647336
「今時の若い子のブログは無駄な改行が多い」
Yahoo!知恵袋
http://www.soyane.com/archives/000037.html
「ブログでは空白の使い方が大切」
このブログがすごい!
2005年ぐらいから議論になっているようです。ちょうどブログがブームになり始めた時期でしょうか。少し気になったので、過去の版元日誌を調べてみましたが、句点で改行はあっても、読点での改行はありませんでした。ということで、改行なしバージョンで原稿を作りました。
皆さんはどう思われますか?
## ちなみに、改行ありバージョン。
1974年に創業、今年で35年目を迎えます。
京都・伏見の版元、
松籟社(しょうらいしゃ)の西尾(にしお)と申します。
現代思想、社会学、海外小説など、
人文社会科学系の書籍を中心に出版をしております。
「版元日誌」を引き受けることになり、正直、何を書いたらいいのか悩みました。
と言うのも、普段は出版以外の仕事をすることが多く、
ウェブ制作やDTP、ニュース記事作成など、どちらかというとデジタル系の仕事がメインなのです。
今回は、出版と関係ないかもしれませんが、
普段の仕事のなかから気になったことを書こうかと思います。