誰に何を伝えたいですか?
(株)えほんの杜、編集部の榊原と申します。
弊社は平成18年11月に創業した、まだ若い新しい会社です。日々「ああしよう!こうしよう!」や「ああしたい!こうしたい!」と試行錯誤を繰り返しています。ただ、ひとつのぶれない目標としては、「代替のきかない、オンリーワン」の本を作ること。何かに似たような、どこかで見たようなものではなく、オンリーワンでナンバーワンになること。それは本作りだけじゃなく、そんな会社になりたいという社員たちの願いでもあります。
7月に入社して、やっと3ヶ月。本に関わる仕事の経験はあるにせよ、編集の経験はまったくなく、そのうえ何のコネもネットワークも持たない私。(そして、そう若くもない私…。)ご縁があってここに座らせてもらっています。
そんな頼りない感じではありますが、現在ある企画を進行中です。(詳細はまだヒミツです。)
「それって面白いね!」というひらめきから、どういう表現にすれば、その素材を活かせるのか、こちらも試行錯誤です。あらゆる切り口を考えては、作家の方に依頼をし、そして撃沈。やっぱり、そう簡単にうまくはいかないなあ、と嘆いてみたり。「この苦しみからいつ解放されるのだろうか…」と悲嘆にくれているところに、社長から「もっと苦しめ!」と追い討ちをかけられたりしています。
しかし、あきらめなければどこかに突破口がみえるはず、と自分に言い聞かせています。大体、「本の完成」が目標ではないのです。少しでも誰かの心に何かを届けることができるように。それを忘れないように、日々奔走していきたいと思います。
そして、作家の先生から言われたことば。
「誰に何を伝えたいですか」
もちろんごくごく当たり前のことです。
うれしいことがあったから、その出来事を大切な人に伝える。
そういう感覚で、遠くに住む、会うことはない誰かにも届けることができれば良いなと思います。
なんていうのもちょっと綺麗事のようですが、まだまだ勉強中なので、もっともっと大変なことに遭遇していくのだと思います。
転んでも成長していけるよう、暖かく見守っていただければと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いします!