「宗教=…」というレッテルをはがせたらいいな
ネットでこんなニュースを発見した。
「読売新聞社が17、18日に実施した年間連続調査「日本人」で、何かの宗教を信じている人は26%にとどまり、信じていない人が72%に上ることがわかった。
ただ、宗派などを特定しない幅広い意識としての宗教心について聞いたところ、「日本人は宗教心が薄い」と思う人が45%、薄いとは思わない人が49%と見方が大きく割れた。また、先祖を敬う気持ちを持っている人は94%に達し、「自然の中に人間の力を超えた何かを感じることがある」という人も56%と多数を占めた。
多くの日本人は、特定の宗派からは距離を置くものの、人知を超えた何ものかに対する敬虔(けいけん)さを大切に考える傾向が強いようだ。
調査は「宗教観」をテーマに面接方式で実施した。
死んだ人の魂については、「生まれ変わる」が30%で最も多く、「別の世界に行く」24%、「消滅する」18%--がこれに続いた。」
上記のニュースを読んだ時「きっとそうなるだろうな。でも不安だな」という予想通りでありながら複雑な感情を抱いた。
これは日本独特の曖昧さやスピリチュアルブームと深い関係があるような気がした。輪廻的な考えに賛同するのに宗教は信じないとは矛盾している。
恐らく「宗教」という言葉の裏に「新興宗教」「カルト教団」→「殺人」「洗脳」といったマイナスのイメージを抱いているのかもしれない。イメージだけが優先するのは危険だ。
そもそも何で宗教が生まれたのかと考えを巡らせてみると、人の心は揺れて安定していないということが浮かぶ。
それを支える手助けとして宗教が生まれたのではないだろうか。暮らしと密接に関係したもので、決して特別なものではなかった。薬の飲み過ぎは危険というようなもので、度を過ぎなければ人々の支えなのである。度を過ぎた宗教のイメージだけが先行しレッテルが生まれた。
弊社から出している『自分を変える気づきの瞑想法』はおススメです。
考えるのをやめて観察する。頭を使わずに、感情を抱かずに、観察する。これはなかなか効果的面の素晴らしい生活の補助本です。
だからこそどのような宗教にも変なレッテルをはらないで欲しいなと思う。
直接、読んで判断することをススメます。下手に警戒し過ぎるのは逆に盲目にさせている。自分が参考になるものをセレクトし、暮しのハンドブックとして宗教書を読んでみるのもよいかもしれない。