ネット書店の予約掲載、難航中です
みなさま、4/7(土)午後3時5分からのNHKドキュメンタリー再放送「ありがとうの手紙」〜ひらがな詩人と苦労人力士〜、ご覧になりましたか。径書房では4月末に、このテレビに出演した、くりすあきら さんの新刊『ありがとうのてがみ』を予定しています。
この本は、知的障害・肢体不自由などの障害を持つひらがな詩人・くりすあきらさんが、多岐にわたる人々に出した手紙をまとめた本。この手紙が本当にすごい。とっても面白くて、そしてジーンと感動してしまう。聖俗を併せ持つひらがなの文章に、思わず引き込まれます。さらにすごいのが文通相手。身近な人々をはじめ、石坂浩二さん、志村けんさん、元力士の琴冠佑なども掲載予定で、有名人の意外な素顔を垣間見たり。返事を書かずにいられない、あきら君の魅力ある手紙を、はやく皆さんにご覧頂きたいと思っています。
話題性もあり、作品の力もある今回の新刊を放っておくわけにはいきません。とくに今回は、刊行前の4/7(土)にNHKのドキュメンタリーに著者が出演するため、テレビの後にネット検索が多くなることは必至。
「この著者の既刊本『ぼくはてんさいかのう』と共に、インターネット書店に、新刊の予約画面を確保できるといいのに。」
「インターネット書店の予約に取り上げてもらうには、どうすればいいんだろう」と思ったのが3月下旬。ここから始まって、版元ドットコムの、いろんな方々に、しつこく質問やらお願いをして、ご教授、お骨折りいただきました。ありがとうございました。
今回は良い機会ですから、恥ずかしながら初挑戦の、ネット書店への予約掲載に取り組むことにして、まず、インターネット書店数社にメールで、新刊カタログ掲載の問い合わせを行なってみましたが、芳しくありません。ネット書店からのお返事は、あまりいただけませんね。それも、予約に力を入れていると聞いたところも同じ。公開されている窓口は、メールのみですから、お返事が無いことには、お手上げです。
そんな中、無理を承知で、amazonの窓口である大阪屋EC事業部にお電話をしてみました。amazonへのカタログの予約掲載には、価格と発売日が決定していなければ、逆に危険だというご指摘を受けて、納得。予約は叶わなかったものの、とても親切に対応してくれて、感激でした。さらに翌日、EC事業部の仕入から、既刊本『ぼくはてんさいかのう』のご注文まで。本当に嬉ししくて、救われた気持ちです。
結局、ネット予約でしっかり即時対応してくださったのは、版元ドットコムの事務局だけでした。テレビ放映前後の、期間限定で特別のお計らい、本当にありがとうございました。
なんだ、やっぱり版元ドットコムの方々が、いちばん頼りになるんだな。と再確認をしたのでした。