「出版社のためのFAX営業講座」 報告
版元ドットコムへ参加している皆さんはご存知のとおり、出版社にとってFAXによる書店への商品案内は、送ればダイレクトに受注つながる非常に効果的な販売促進のための手段です。
しかしながら、私は出版業界に入ってまだ時間も短く、知識も経験も無いのでもっと効果的なDMの作り方を知りたいなあと常々思っており、今回の「出版社のためのFAX営業講座」を企画する運びとなりました。
講師は版元ドットコムの組合員の株式会社 語研取締役営業部長の高島利行さんにお願いできることになり、なんと!場所もご提供いただくこととなりました。加えて事務局からも元書店員でもある石塚さんに主に技術面から見た書店へFAXを送る際の注意点を説明していただきました。
講習会の内容の詳しくは高島さんと石塚さんによるレジュメをお読みいただければ一目瞭然です。FAXを送る心構えから始まり、非常に詳しい技術的な注意点まで、詳しく説明されておりますので皆さんも是非ご覧になってください。また、今回は参加した出版社同士で実際のFAXを見ながら意見を交換しあうという試みも行いました。
実際、受講してみてびっくりしたのが予想以上に自社のFAXDMが実際、書店についた時点では見難いことと、工夫すれば格段に見易くなることでした。
書店の店頭で広く使われている家庭用のFAX機は灰色や写真などの再現がかなり、難しく、老舗の出版社や本のデザインに力を入れている出版社は、やはり、その辺りの見せ方が非常に上手で、FAXが有効なコミュニケーションツールとして届いている印象をうけました
今回、高島さん石塚さんのお話を聞いて感じた重要な点は
「毎日、毎日、膨大な数のFAXが送られてくる書店担当者のストレスにならない見やすいFAXで、一緒に本を売るために書店に必要な情報を案内する」ということでしょうか。
そのためのノウハウは実は、相手の立場を理解するという事で、非常に基本的な事に立ち返る気持ちにもなった、そんな講習会でした。
もし、ご要望があれば次回の開催を検討いたしますので、開催のリクエストは版元ドットコムの事務局までお願いいたします。
講習会の詳細なレジュメはこちらです → 「出版社のためのFAX営業講座」レジュメ公開