開放ではなくて、解放です。
はじめまして、先月2回目の会費を振り込みました解放出版社の田中と申します。よろしくお願いします。気が付けば担当になっていたようでhanmotoと書かれたメールが毎日大量に届くし、請求書は届くはで、????でした。しかも30分ほど前に部長から「版元ドットコムのあれ、どうなってる?」と言われて今この文章を書いております(泣)。
今日は帰りに集英社新書『上司は思いつきで〜』を買おうと思います。
せっかくなので小社の紹介をさせていただきます。
小社は部落解放同盟という社会運動団体の出版部門として設立され、今年で30年ほどになります。(詳しく知りません)大阪に本社と、神保町に営業所を置いております。
社会運動団体の出版部門ですので出版物は全て社会派です。ものすごく真面目です。
どれ位マジメかと申しますと『酒とつまみ』というお腹がヨジれるほど面白い季刊雑誌があるのですが、この『酒と〜』を是非小社の直営店で売らせて欲しいとお願いしたところ
「御社のようなマジメな所には置いてもらうわけには・・・」
と丁重に断られるくらいに真面目な会社です。
『酒と〜』は大阪では入手が難しく、書店営業のルートを『酒と〜』の発売に合わせて変更したくなる程です。いま発売の号では「なぎらけんいち」氏との対談が抱腹ですね。私は電車の中で笑ってしまい難儀しました。他の乗客は気色悪かったと思います。ちなみに私、馴染みの店では「かいほうさん」と呼ばれております。
別の会社を紹介してますね、本題に戻ります。小社の出版物は部落問題(被差別部落)や在日朝鮮人問題などの日本の差別問題が中心です。最近はハンセン病関連の書籍も多く出版しました。絵本も年に数冊出してます。そして月刊誌『部落解放』です。国内で流通している雑誌で差別のことや、人権問題を主題にしたものは少ないのですが、『部落解放』は差別と人権一筋で30年です。通巻で554号を数えます。税別600円です。値上げしたいです。
今月は『「同対審答申」40年』を特集し、「連続・大量差別はがき事件の東京地裁判決に対する見解」(部落解放同盟中央本部/同東京都連合会)も掲載しております。
ちょっとマニアックです。
まだまだ差別は普通にありふれてたりします。
小社は差別ある限り、それを無くするために出版活動を続けていくつもりです。
(利益を出さないといけませんが・・・)
是非、解放出版社の本をお買い求め下さい。