木馬…「もくば」と読まないでね
「きうま」「きんま」といいます。昔、山から木を運び出すときに使った、ソリのような道具。これを昨年、東京の山奥でつくったんですね。土日を利用して、奇特な人達が。ベテラン林業者の指導のもと、木を伐り、トビで引き出し、木馬が通る木馬道を組み上げていく。なんだかんだで4か月くらいかかったでしょうか。私は横で見ていただけですが、素人がやるにしては些かキツく、危険な試みではありました。何はともあれ、ケガや事故がなくてよかった。年末11月、実際に木馬を引くことができました。
さらに、修羅という、木でできた大きな滑り台のようなものも製作。この滑り台で丸太を一気に流すのですが、これまたなかなかハードでデンジャラス。重要感あふれる丸太が勢いよく目の前を通過していくのを眺めながら、もし横に飛び出したらえらいことになるなと、少々ビビッてました。そんな楽屋話は置いといて、東京に息づいていた林業の「技」を現代に伝えるブックレットが6月20日にできます。山で働いてきた親父さん達からの聞き書き。関係者の皆さんお待たせしました。ようやく世に出ます。ご興味のある方はどうぞ。