版元ドットコム、売上げはいくらだ?!
<版元日誌開設について>
これから、この版元ドットコムサイトに交代で幹事社が日誌を書くことにしました。
この日誌は、できるだけ一人ひとりの考えを書くようにしたいと思います。主語は一人称で、です。 版元ドットコムを自分から運営しようとしている幹事社の一人ひとりが、どんなことを考えているのかを知ってもらえる日誌にできればと思います。
よろしくお願いします。
今回は、一番はじめなので、版元ドットコムのサイトの売上げについて報告します。
このサイトは、版元自身の手で、本のデータや在庫の有無を読者のみなさんに、きちっと提供することが一番大きな目的です(もちろん、一刻も早く手にとってもらう、つまり販売も目的ですが)。ですから、はじめはデータベースの進行を報告するなり、それについての考えを書いた方がいいとは思います。しかし、夏の販売開始以降、システムの開発が止まっていて、やっと11月あたりから再出発となってしまっています。もう一月くらいで、具体的な進展を報告できるようになると思うので、ちょっと方向をかえて、今回は売上げ報告についてです。
以下に数字をまとめました。予想通りとはいえ、まだまだ微々たるものです。
少しずつでも進歩し続けるサイトにするために、ちょっと長丁場でいろいろ工夫して行こうと思ってます。
さて、そうは言っても版元ドットコムの事務局的な仕事をしていて、いくつかの傾向があると思いました。
一つは、青弓社が一番多く売り上げたことについてです。 これは青弓社が版元ドットコムサイトを新聞広告に載せたり、チラシを挟み込んだりしているためだと思います。青弓社の従来のメールでの注文数よりも、ここでの販売数がかなり多いらしいです。 やはり、軌道に乗るまでは宣伝が欠かせないと言うことのようです。
二つ目に、書店で見つけにくいもの、専門的なものが、意外に売れていると思います。 社会批評社や日本林業調査会、また、千秋社の5,200円×2(上下!)など。 ネットでの販売では、結構レアなものも売れるのかな、という気がしました。
【月別売上高】
販売年月
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売上冊数
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売上高
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1注文あたりの平均額
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2000.8 | 20冊 |
33,920円
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1,884.5円
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2000.9 | 13冊 |
27,385円
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2,738.5円
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2000.10 | 9冊 |
16,045円
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2,005.6円
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2000.11 | 22冊 |
44,071円
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4,896.9円
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2000.12(19日まで) | 18冊 |
32,203円
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2,012.8円
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合計 | 82冊 |
153,625円
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2,518.5円
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【タイトル別売上げ】(以下の値段は本体のみ)
順位
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タイトル
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出版社
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価格
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冊数
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01 | 困ったときのお役所活用法 |
社会批評社
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1,600円
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13冊 |
02 | こんなスポーツ中継は、いらない |
青弓社
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1,600円
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10冊 |
03 | まちがいだらけの包茎知識 |
青弓社
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1,600円
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4冊 |
04 | 出版クラッシュ!? |
編書房
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1,500円
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3冊 |
04 | 新左翼運動その再生への道 |
社会批評社
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1,700円
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3冊 |
04 | デジタル時代の出版メディア |
ポット出版
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1,800円
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3冊 |
07 | 古書礼讃 |
青弓社
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1,600円
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2冊 |
07 | すぐわかる森林・木材データブック2000 |
日本林業調査会
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1,143円
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2冊 |
07 | 21世紀の環境企業と森林 |
日本林業調査会
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1,700円
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2冊 |
【最高値・最安値の本】(以下の値段は本体のみ)
最安値 | ●野生ニホンザルの育児行動/海鳴社/500円 |
最高値 | ●☆改訂☆ 新釈吾妻鏡(現代語)上巻/千秋社/5,200円 |
●☆改訂☆ 新釈吾妻鏡(現代語)下巻/千秋社/5,200円 |
【版元別売上げ】
青弓社/30冊 | 社会批評社/18冊 | 凱風社/7冊 |
編書房/5冊 | 日本林業調査会/5冊 | めこん/5冊 |
海鳴社/3冊 | ポット出版/3冊 | 千秋社/2冊 |
亜紀書房/1冊 | 同時代社/1冊 | 批評社/1冊 |
未知谷/1冊 |
まずは、版元日誌、第一弾でした。 次回は一週間後。