世界文学が翻訳・出版されるまで
2017/10/21
ロマン・ガリ/岩津航訳『夜明けの約束』(共和国)刊行記念
世界文学が翻訳・出版されるまで
戦後フランス最大の作家、ロマン・ガリ(1914-1980)の代表作にして日本語では読むことができなかった幻の傑作『夜明けの約束』が、この春、ついに刊行されました。訳者は、この作品を愛読してきたという金沢大学教員の岩津航さんです。
ユダヤ系ロシア移民としてフランスに移住し、ナチスとの戦いまでを描いたスケールの大きなこの作品は、刊行以来「NHKラジオ深夜便」(7/16)、「日本経済新聞」(7/29付)、「読売新聞」(7/30付)など各方面で絶賛されています。
そこで今回は、訳者の岩津さんにご登壇いただき、本書の魅力やこの翻訳が生まれた経緯や苦労を存分に語っていただきます。また対談のお相手には、本書を刊行した出版社「共和国」代表の下平尾直さんを東京からお招きします。本書をはじめとする世界文学が世に出るまでの裏話から「ひとり出版社」の作り方まで、興味深いエピソードを聞くことができるはずです。
文学を愛する読者はもちろんのこと、翻訳や編集の現場に関心のあるかたも必見・必聴のこのトークイベント、みなさんのご来場をお待ちしています。
会場 | 石引パブリック(金沢市) |
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開場/開演 | 開場/開演 16:00/16:30 |
料金 | 1000円(会場にて『夜明けの約束』を購入・予約のかたは参加費無料) |
出演者 | 岩津航(いわつ・こう) 1975年、大阪府に生まれる。金沢大学人間社会学域准教授。専攻は、フランス文学、比較文学。主な著書に、『死の島からの旅――福永武彦と神話・芸術・文学』(世界思想社、2012)、訳書に、ウーク・チャング『キムチ』(青土社、2007)などがある。 下平尾直(しもひらお・なおし) 1968年、大阪府に生まれる。コピーライターや編集者を経て、2014年に独立系出版社「共和国」を創立。タルディ『塹壕の戦争』(2016)、藤原辰史『[決定版]ナチスのキッチン』(2016)、山家悠平『遊廓のストライキ』(2015)など、既刊30点。 |
お問い合わせ | 本と印刷 石引パブリック 金沢市石引2-8-2 076-256-5692 https://www.ishipub.com/ |
その他情報 | ロマン・ガリ/岩津航訳 『夜明けの約束』 http://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784907986407 |