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第9回 リブロecute日暮里店+Carlova360 NAGOYA(カルロバ名古屋)「パーマネント」

エリアやチェーンを横断した複数の店舗で発行されているフリペについては、第6回の「晴れ読」第8回の「ブックトラック」などで紹介済みですが、今回取り上げる「パーマネント」は、同じチェーンの複数店舗で発行されているもの。

店名だけではわからないかもしれませんが、Carlova360(カルロバ)はリブロのショップブランドの1つで、現在はパルコ名古屋内の店舗だけで使われています。「パーマネント」はカルロバとecute日暮里店、2店の担当者が共同でつくっているもので、リブロと系列のお店全店で発行されているものではなく、担当者のお店、2店のみで配布されているようです。

サイズはA4の用紙を四つ折りにした文庫判で、クラフト紙のような色味と質感のある紙に刷られています。紙名は内容から読み取るに、担当者二人の天然パーマ(?)からとられたものなんでしょうか。

2016年10月に発行された創刊号、12月に発行された第2号を見ると、両面にぎっしりと情報が詰まっていて、その分、やや文字は小さめ。当方のような老眼に悩まされている身にはいささか小さすぎる感じもしますが(苦笑)、そこは伝えたいこと、書きたいことがたくさんあるということなのでしょう。

創刊号の表紙に「本屋「パーマネント」開店。」とあるように、2016年11月に刊行されたばかりの『まだまだ知らない 夢の本屋ガイド』(朝日出版社)に登場する書店同様、フリペ自体が架空の本屋さんに見立てたものになっているようです。中身のほうも、棚やフェアを意識したものになっています。本の紹介が中心ですが、新刊に偏ることなく、既刊もとりまぜて新旧もジャンルもばらばらの本がたくさん紹介されています。担当のお二人が音楽好きなのか、音楽ネタが多いのも特徴で、読んでいて印象に残ります。

フリペのつくり手が楽しんでつくっていることが、全体から伝わってくる内容になっています。リブロecute日暮里店Carlova360 NAGOYA(カルロバ名古屋)の店頭で、実物をチェックしてみてください。

 

リブロは、こうしたフリペの扱いなども各店の裁量にまかされている部分が大きいのか、これまでも店舗独自のフリペが発行されていた例がありましたね。たとえば、池袋本店で数年前に発行されていた「池店別冊」。編集人には、当時はリブロに在籍、現在は東京・荻窪の本屋Titleの店主となっている、辻山良雄さんの名前がありました。

第4回の児童書関連フリペをまとめて取り上げた際に紹介した「わむぱむ通信」も、元は池袋本店の児童書売り場「わむぱむ」発のフリペで、後に別の店舗から発行されたものです。

「パーマネント」を見ていると、リブロに流れるフリペ文化のようなものは、店や担当者は違っても、実は脈々と継承されているのかもしれないなあ、などと、そんなふうにも思えてきます。
 
 
発行店:リブロecute日暮里店Carlova360 NAGOYA(カルロバ名古屋)
発行頻度:隔月刊

第8回 吉祥寺書店員の会「吉っ読(きっちょむ)」企画フリーペーパー「ブックトラック」

「吉っ読(きっちょむ)」は、吉祥寺の書店5店(BOOKSルーエ、パルコブックセンター、啓文堂書店、ジュンク堂書店、ブックファースト)の書店員有志の集まりです。現役の書店員が中心ですが、一部、元吉祥寺の書店員だったというメンバーもいますし、吉祥寺の出版社、夏葉社の島田潤一郎さんやわたくし空犬太郎のように、出版関係の参加者もいるなど、ゆるやかな集まりになっています。

「吉っ読」自体は、2006年の結成で、もう10年以上になる会ですが、合同でのフリペ創刊は2012年のこと。チェーンで発行しているものや、第6回で紹介した「「晴読雨読」(はれどく)」のような、複数の書店が参加するフリペは存在しますが、この「ブックトラック」のように、同じ商圏に共存する新刊書店が合同で発行している例はめずらしいのではないでしょうか。

「ブックトラック」とは、書店や図書館で使われている、本を運ぶための移動棚(キャスター付きワゴン)です。それに、Book to Luckという英語(のようなもの)を引っかけています。

サイズは、A4判用紙を四つ折りにしたA6判8ページ。天の袋を、背のぎりぎりのところまで切り、ホッチキスで綴じなくても紙がばらばらにならないようにするなど、造りにも工夫をしています。

内容は、本の紹介、自店の紹介、身辺雑記、吉祥寺に縁のある本関係者へのインタビューなど、バラエティに富んだものになっています。執筆は参加店の書店員が中心で、表紙の詩とイラストも参加メンバーの手になるものです。企画・編集は筆者(空犬)が担当しています。

「吉っ読」参加各店のほか、西荻窪のブックカフェ、beco cafe(店主が元吉祥寺書店員でした)でも配布していましたが、同店は残念ながら2016年に閉店となってしまい、一時期参加してくれていた啓文堂書店三鷹店もメンバーが異動になってしまったため、現在は吉祥寺の書店のみでの配布となっています。
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参加店のなかでも、BOOKSルーエはとくに本屋フリペに熱心なお店です。ルーエの花本武さんはPOPを書く感覚で、業務の空き時間、それこそ5分あれば1枚フリペを仕上げてしまうというくらい気軽にフリペをつくってしまうフリペ職人。これまで同店では「ルーエの伝言」「徳政令」などのフリペが発行されていたほか、他店とのコラボフリペをつくったり、「月刊花本武」なる俺様全開のフリペをつくったりしたかと思えば、「SKYDOG JOURNAL」という、空犬(当方のことです)を特集したという、もはや誰が誰に向けて何のためにつくっているのかもよくわからないフリペをつくったりまでしています。日本でもっとも本屋フリペを楽しんでいる書店員の一人と言っていいかもしれません。

「吉っ読」の他の参加店では、現在は独自の本屋フリペは発行されていませんが、BOOKSルーエでは「新ルーエの伝言」が発行されています。同店2階にあるフリペコーナーには本屋発でないもの、個人のものも含めて、おもしろフリペが複数並んでいますので、そちらもぜひチェックしてみてください。
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※発行店はBOOKSルーエ、パルコブックセンター吉祥寺店、啓文堂書店吉祥寺店、ジュンク堂書店吉祥寺店、ブックファーストアトレ吉祥寺店です。
※発行頻度は季刊(目標)です。

第7回 セントポールプラザ書籍店「本屋でんすけ にゃわら版」

本連載で紹介している本屋さんのフリーペーパーは、文字だけのものもあれば、イラストやマンガの入ったもの、プロ並みのデザインセンスでつくりこまれたものから、ゆるゆるのつくりのものまで、さまざまなタイプのものがあります。

そんなバラエティ豊かな本屋フリペの世界には、筆者が勝手に「美術系書店員」と呼んでいる、素人の余技とは思えないレベルの描き文字やイラストの腕を存分にふるい、完成度の高いフリペをつくっている書店員さんたちがいます。今回紹介する「でんすけ」氏もそんな美術系書店員の一人です。

でんすけ氏の手になるフリペは、その名も「本屋でんすけ にゃわら版」。本稿に添えた写真だけでも、そのイラストや描き文字のクオリティの高さは充分に伝わるかと思いますが、実物を手にするとさらに驚かされることになります(実物はこちらからどうぞ)。フリペは、オール手書き。描き文字もイラストも文章も本のセレクトも、すべてでんすけ氏の手になるものです。

A4横置き両面に印刷されていて、片面に6点分の本の情報が配置されています。それぞれのブロックは、切り取ればそのままPOPに使えるようになっているなど、バランス感覚にすぐれたデザインの紙面は、一度目にしたら忘れられません。

ネーミングにもそのセンスはあらわれていて、読み上げるとわかる語呂のいいタイトルも秀逸。こんなすてきなフリペを忙しい書店員業の合間につくりあげてしまうでんすけ氏には、あちこちの版元や本関連のイベントから、イラストやペーパー、ポスターなどを求める声が集中しているといいます。それも当然と思えてしまうような、まさにフリペ界に現れた新星といっていいでしょう。

実物をご覧の方はお気づきかと思いますが、この「本屋でんすけ にゃわら版」には、発行店の情報が記載されていません。でんすけ氏の勤務店で配布されているのはもちろんですが、全国のいろいろなお店で配布されています。でんすけ氏自身もあちこちのお店で使ってもらえるのは大歓迎というスタンスで、お店のサイトでデータを公開、自由にダウンロードできるようにしています(こちら)。印刷・配布にあたって、とくに断る必要もないとしているそうで、となれば、こんなおもしろいフリペを周りが放っておくわけはありませんよね。でんすけ氏自身、自分でも、いまどの店で、どれだけの店で配布されているのかよくわかっていないのだそうです。

こんなユニークなフリペをつくり続けているでんすけ氏こと「でんすけのかいぬし」さんは、東京・池袋の立教大学内にあるセントポールプラザ書籍店に勤務する覆面スタッフ。お店は、池袋駅を西口側に出て徒歩数分、立教大学の正門の向かいあたりにあるセントポールプラザの2階にあります。立教大学の敷地内ですが、一般の方も自由に入れるようになっていますし、利用にも学生証などは要らないそうですから、「本屋でんすけ にゃわら版」に興味を持たれた方は、サイトからのデータダウンロードで済ませずに、ぜひお店も訪ねてみるといいでしょう。お店には最新号だけでなく、バックナンバーもずらりと並んでいますよ。
 
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発行店:セントポールプラザ2階 書籍店
発行頻度:月刊

第6回 「晴読雨読」

これまでは、特定の店舗で発行されている本屋フリペを紹介してきましたが、今回取り上げるのは、複数の店舗、それも同一チェーンではなく、店もチェーンも地域もばらばらの、複数の店舗の書店員が集まってつくっている本屋フリペです。その名も「晴読雨読」、略して「はれどく」。(以下、文中では「はれどく」とします。)

書店で無料配布されている出版社のPR誌と同じA5判で、20ページ。毎回描き下ろしのイラストが表紙を飾り、本文は(配布店によってはモノクロ印刷の場合もあるようですが)オールカラー印刷と、本屋フリペとしてはとてもぜいたくなつくりになっています。店頭で手にするだけで、ちょっと得した気分にさせられますし、フリペ好きならわくわくさせられること必至でしょう。

いったいどんな本屋フリペなのか、「はれどく」公式ブログの「ごあいさつ」から引いてみます。

《全国の書店員が集まって、本当に好きな本をおすすめする書店横断フリーペーパー「晴読雨読」略して”はれどく”と申します》《全国の配布店情報や、バックナンバー情報などなどを、ご覧いただける場となっております》。

ブログにあがっているのは、2015年12月12日発行のVol.12が最新になっていますが、ツイッターやFacebookの情報によれば、本稿を執筆している2016年9月上旬にちょうど最新のVol.15の配布が始まったようです。「はれどく」のツイッターアカウント(@haredoku)、2016/9/9付のツイートに、《「はれどくvol.15」の配布が始まりました!お近くの配布協力店にて手に入れてくださいましまし!今回のテーマは「まんが・コミック」です!》とあります。

最新号の配布は店頭のみで、Facebookに前号までのデータがアップされているようで、2016年9月8日付けでVol.14のデータが公開となっています。

フリペの説明に、《全国の書店員が集まって》とありますが、これは大げさでもなんでもなく、先の12号の目次を見ると、連載が4本、特集(12号は「珈琲」)15本、筆名を見るかぎりかけもちはありませんから、全部で20人弱の書店員が参加していることになります。ちょっとしたミニコミ誌の規模になっていて、書店横断のフリペとしては例を見ない規模のものだと言っていいでしょう。

執筆に参加している書店員さんたちの自店で配布されているだけでなく、北海道から沖縄まで、30数店で配布されています。ブログには配布店一覧がありますので、お近くの書店で入手できるかどうか、チェックしてみてください。

現時点でも執筆参加店、配布店ともにけっこうな数になっていますが、さらに輪を広げたいという思いが作り手側にはあるようで、公式ブログにはこんなふうに書かれています。

《私たちは、はれどくをお店でおいてもいいという書店さん、それからぜひ制作に参加したいという書店員さんを常時募集しております。ツイッター(@haredoku)でも、こちらのコメント欄でもかまいませんので、どんどんメッセージをください》。 自分も執筆で参加してみたい、自店でも配布したいという書店員さんは、ぜひコンタクトをとってみるといいでしょう。Facebookページはこちら

ところで、この「はれどく」、つくりといい構成といい、とても素人の手になるものとは思えないなあ、と思っていたら、出版社、作品社のツイッター(@sakuhinsha)、2016年9月12日付けツイートに、こんな情報がありました。《今回も、作品社のツイッター担当者が編集実務にご協力し、編集後記も書かせていただきました》《Vol.14も、作品社ツイッター担当者が編集実務を行ない、編集後記も書いております》。なるほど、編集のプロが協力していたんですね。完成度の高さも納得ですね。

 
 
晴読雨読 はれどく ブログ
配布店一覧
晴読雨読 はれどく Facebook
 
 

第5回 「子どもの本のフリペ その2」

夏休みシーズンの特別編ということで、前回に続いて、児童書専門店または児童書売り場で発行されている「子どもの本フリペ」をまとめて紹介します。
 

●「絵本通信」
児童書好きの方のなかにも、ひょっとしたら代官山蔦屋書店(東京)の児童書フロアはチェックから漏れている人がいるかもしれません。同店は、売り場ごとの独立性が高く、専門店が一つの場に集まったような雰囲気になっていますが、児童書売り場はとくにその傾向が強いといっていいかもしれません。キャラクターものなどの扱いは廃し、売れ線に頼らない、オーソドックスでしっかりした品ぞろえは、さながら大型書店のなかに児童書専門店が入っているような、そんな雰囲気になっています。

同店の児童書コンシェルジュが手がけているフリーペーパーが「絵本通信」。以前の号は、A4を三つ折りにしたような体裁でしたが、その後判型が変わり、現在はA6判になっています。同店の児童書担当スタッフが店づくりにかける思いが紙面によくあらわれた、読むところの多い、しっかりしたつくりのフリペになっています。
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●「コガモ倶楽部」
ティール・グリーンin シード・ヴィレッジ(東京)は、東急多摩川線武蔵新田駅から徒歩数分のところにある絵本のお店。小さなお店ですが、本の売り場の奥にはティールームも併設されていて、お店で買った本を片手にお茶を楽しめるほか、展示やイベントにも活用されています。

同店のフリペ(お店では「新聞」と呼んでいます)「コガモ倶楽部」は、奇数月に発行。丁寧にデザイン、レイアウトされた、とても読みやすい紙面のフリペで、A4両面にオールカラーで印刷されています。表は本の情報を、裏はイベントの情報を中心にまとめていますが、裏面の情報をざっと見るだけで、同店が多彩なイベントに力を入れていることが伝わってきます。
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●「プーの森便り」
プーの森(東京)は、JR三鷹駅から南側に伸びる商店街の途中にあるお店。子どもの本のお店ですが、本以外にも自然食品や雑貨を扱っているため、小さいお店ながら、店内はとてもにぎやかな雰囲気になっています。

同店発行の「プーの森便り」は、A4判8ページに、子どもの本の情報や読み物が、とにかくぎっしり。情報量の多さと読み応えでは、前回今回で紹介しているフリペのなかでいちばんかもしれません。

本連載で紹介しているフリーペーパーは、多くが、店主や担当者の個人的な熱意で発行、継続されているもの。複数の担当者がいる規模のお店・売り場ならともかく、個人経営の小さなお店で、定期刊行物を製作、発行し、それを続けていくのは大変なはずです。とくに、この「プーの森便り」や前回紹介した「えるふ通信」のように情報量の多いものは。こういう、売り手の思いがぎっしりとつまったフリペが継続して発行されているというだけで、読者としてはうれしくなりますね。
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●「りとるのいす」
児童書専門店「子どもの時間がある本屋 りとる」。かつては、JR三鷹駅北口を出てすぐのところに店舗がありましたが、残念ながら2011年に閉店となってしまいました。現在、店主の中野玲子さんは、無店舗の児童書専門店として、主に学校や幼稚園などに本を届ける仕事をがんばっています。

店舗があったころからずっと継続して同店が発行してきたのが、「りとるのいす」。A4判数ページに、新刊情報がまとめられています。紙面はコラージュのように書影や解説文を切り貼りして構成されていて、まさに手作り感あふれるフリペとなっています。現在は、購読希望者に郵送されています。
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●「ぴえにだより」
フィンランド語で「小さな橋」の意だという、ちょっと不思議な響きの店名のピエニシルタ(大阪)は、豊中にある絵本と雑貨のお店。2016年1月から月に2日間の変則営業となっています。くわしくは、同店のサイトに掲載されている「大切なお知らせ」をご覧ください。

同店発行の「ぴえにだより」は、やさしいイラストが紙面を飾る、小さくて(小さく畳まれていて、本当に小さいのです)かわいいフリペです。
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「絵本通信」
発行店:代官山蔦屋書店 東京都渋谷区猿楽町17−5
発行頻度:不定期

「コガモ倶楽部」
発行店:ティール・グリーンin シード・ヴィレッジ 東京都大田区千鳥2−30−1
発行頻度:隔月奇数月

「プーの森便り」
発行店:プーの森 東京都三鷹市下連雀3-30-12-104
発行頻度:月刊

「りとるのいす」
発行店:りとる(無店舗)
発行頻度:季刊

「ぴえにだより」
発行店:ピエニシルタ 大阪府豊中市熊野町4-1-8
発行頻度:不定期

第4回 「子どもの本のフリペ その1」

本連載は、1回1紙を紹介するのを基本にしているのですが、本稿掲載が7月末、ちょうど夏休みシーズンということもありますので、今月と来月は、児童書専門店または児童書売り場で発行されているフリペをまとめて紹介したいと思います。

今回は数紙をまとめて取り上げますので、通常回に比べてお店の紹介にあてられる字数が少なくなります。各店について、くわしくお知りになりたい方は、各店のホームページ・Facebookなど(一部は文中の店名部分にリンクをはってあります)のほか、筆者がセレクトと紹介文執筆に関わりました児童書関連のムック『子どもと読みたい絵本200』(洋泉社、2015)をご覧ください。今回と次回に紹介するフリペのお店、全部ではありませんが、いくつかが写真入りで紹介されています。また当方のブログ「空犬通信」にも、お店の紹介記事・訪問記をアップしている場合がありますので、よろしければそちらも合わせてご覧ください。
 

(今回だけではなく、本連載で取り上げるものすべてに言えることですが、フリペの発行形態や頻度、発行の有無自体は、変わることがしばしばあり、今回次回と取り上げるもののなかにも、現在は発行されていないものがあるかもしれません。フリペの発行の有無や入手方法などの詳細は、各店のサイトや店頭で確認していただけますよう、お願いします。)
 

●「ナルニア国だより」
「ナルニア国」は、銀座の老舗書店、教文館の6階にある児童書専門店。高さをおさえたレギュラーの棚には丁寧にセレクトされた名作・定番が並び、新刊コーナーには過去1年間に出版された児童書が網羅されています。原画展、お話会、講演など各種イベントにも熱心で、何度も足を運びたくなるお店です。

同店が月刊で発行している無料情報紙が「ナルニア国だより」。A3を2つ折りにしたA4サイズ4面に、スタッフのおすすめ本や、同店で開催中または開催予定のイベントの案内などが掲載されていて、情報量の多いフリペになっています。手元の号(2016年1月発行の187号)では、映画公開に合わせたパディントン特集が掲載されています。

月刊発行のものが通算で180を超えているということは、単純計算で15年以上続いていることになります。同店が子どもの本の情報の発信をどれだけ大事にしてきたかを端的に示す数字ですね。

教文館では、2階の一般書フロアで発行されているフリペもありますので、そちらはまた別の機会にご紹介したいと思います。
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●「わむぱむ通信」
「わむぱむ」は、もともとリブロ池袋本店(2015年7月閉店)にあった児童書売り場の名称で、現在は福岡天神店(福岡)、ららぽーと富士見店(埼玉)などにあります。「わむぱむ通信」は、リブロ池袋本店の「わむぱむ」で発行されていたもので、その後、担当者の異動で、ららぽーと富士見店でも発行されるようになりました。

写真の号は、左が池袋本店閉店時に刊行されたもの。右は、ららぽーと富士見店で発行された号で、「東武東上線沿線絵本ランキング」フェアの特集が掲載されています。フェアのランキングに入っている本の紹介のほか、沿線7店(店数はリブロ以外に系列の「よむよむ」も含めてのもの)の担当者がそれぞれおすすめの本の紹介文も寄せています。

発行は不定期とのことで、担当者の異動などもあって、現在どのような発行形態になっているのか、よくわかりませんので、詳細はお店にお問い合わせください。
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●「えるふ通信」
JR西千葉駅から徒歩数分のところにある子どもの本専門店、「子どもの本の広場 会留府」(えるふ)(千葉)。小さなお店ですが、店内の棚は国内外の絵本と読み物でぎっしり、店内中央の大きな台にも、新刊やおすすめの絵本がところ狭しと並んでいます。

同店で発行しているフリーペーパーが「えるふ通信」。店主の阿部裕子さんによる手書きのフリペには、詩などの引用や、子どもの本の情報、イベント案内などがぎゅっと詰まっていて、読み応えがあります。個人経営の児童書専門店のフリペとしては、次回ご紹介する「プーの森便り」と並んで、文字量・情報量の多いフリペとなっています。
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●「絵本の店、星の子」
絵本の店、星の子(神奈川)は、東急大井町線緑が丘または東急目黒線大岡山から徒歩数分、住宅街のなかにあるお店。客が2、3人入ればいっぱいになってしまうような小さな店ですが、店内はこっちを見てもあっちを見ても、本とおもちゃでぎっしり。子どもの本とおもちゃが好きな人ならば、店内にいるだけでうれしくなってしまいそうな空間になっています。

店主の高橋清美さんはお店を開く前は保母をしていたそうで、店で扱う本に関する目は厳しくなります。そうして厳選した絵本に関する情報発信にも熱心で、店と同名のフリーペーパー「絵本の店、星の子」は、新刊や名作絵本に関する情報や書評のコピーが載っていたり、イベント情報が、学級新聞を思わせるような素朴なレイアウトの紙面にぎゅっと詰まっていて、にぎやかな1枚になっています。
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子どもの本フリペ特集は、次回に続きます。
 
 
「ナルニア国だより」
発行店:教文館ナルニア国 東京都中央区銀座4-5-1
発行頻度:月刊

「わむぱむ通信」
発行店:リブロ
発行頻度:不定期

「えるふ通信」
発行店:こどもの本の広場会留府 千葉市中央区長洲1-10-9
発行頻度:月刊

「絵本の店、星の子」
発行店:絵本の店、星の子 東京都大田区石川町1-26-8
発行頻度:季刊

第3回 長崎書店「ナガショ通信」

熊本駅前から出ている市電に乗って数駅。人通りの多いにぎやかな商店街が町の真ん中を走っている熊本の中心街には、歩ける範囲にすてきな本屋さんがいくつもあります。

長崎書店は、そんな書店激戦区の熊本のお店のなかでも、もっとも古くからあるお店の1つです。上通商店街にある現在の店舗は、明治創業の老舗とは思えないようなおしゃれな外観で、商店街を行き来する人の目を引きます。すばらしいのは外観だけではありません。品ぞろえ、店内のレイアウト、本の並べ方、いずれも隅々まで工夫がこらされています。とにかく居心地がいいので、ついつい長居をしてしまいます。

そんな同店で、毎月1日に発行されているフリーペーパーが「ナガショ通信」。サイズはB6判で、毎号、カラーのイラストが表紙を飾っています。特集に、連載に、おすすめ本に、マンガに、編集日記にと、情報量も十分で、作り手が楽しんで作っていることが伝わってくる、にぎやかで楽しい内容になっています。

しばらく前のことになりますが、この紹介記事を書くために、同店のブログ「ながしょブログ」をチェックしていたら、こんな記事が目に留まりました。「♪出した!ナガショ通信2016年5月号、縮小版で配布中♪」(5/2 ながしょブログ)。

「ながしょブログ」から本文の一部を引きます。《地震後、長崎書店もバタバタとしておりまして5月号は縮小版となってしまいましたが「ナガショ通信」を作りました!!》
いやはや、驚きました。「縮小版となってしまいました」も何も、4月の震災発生以降、記事の日付になっている5/2までの半月ほどの熊本がどんな状況だったかを考えれば、通常営業ができているだけでも驚きです。店舗業務を日常復帰させるうえで必ずしも優先順位が高いとは言いにくいフリーペーパーをこのタイミングで発行していること自体、ふつうでは考えられないことなのに、お店の方が気にしているのは《いつものナガショ通信らしさを醸しだせているでしょうか……?》と、あくまでもお客さんから見てどうなのか、ふだんと同じものをお客さんに提供できているかどうか、ということだったりするのです。頭が下がります。「ながしょブログ」、6/3付の記事タイトルには「ナガショ通信6月号はいつものナガショ通信です!」とあり、翌月にはもう通常号に戻っているのですから、驚くほかありません。

お店がどれだけ大変なときでも、お客様への情報発信を、それも店頭での情報発信を大事にする。それが長崎書店です。そんな思いでつくられたフリペがおもしろくないわけはありません。ぜひ、実物を手にとって、ご覧いただければと思います。レジと、店頭の「木」看板のところで配布しているそうです。

同店の無料配布物には、毎年開催されている同店独自の文庫フェア「La! Bunko!」の冊子もあります。こちらも、フェア冊子としては大変に力の入った、読み応えのあるものになっています。店頭でフェア「La! Bunko!」を見かけたら、冊子も合わせてチェックしてみてください。
 
 
なお、この連載では、読者の目線で紹介することを大切にするため、取り上げるフリペについては、事前にお店に取材をしたり、連絡したりはしていません。ただ、今回は震災後の現地の状況を考え、事前に長崎書店の社長、長﨑健一さんに連絡し、フリペを紹介したい旨をお伝えし、了解をいただいています。また、同店のスタッフ、児玉真也さんに「ナガショ通信」5月号のデータを提供いただきました。この場を借りて、同店のみなさんにお礼を申し上げます。

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発行店:長崎書店 熊本市中央区上通町6番23号
発行頻度:月刊

第2回 今野書店「コンノコツウシン」

前回は、書店フリペを紹介する連載の初回に取り上げるにはやや異色というか、ちょっと変化球に寄り過ぎていたかもしれない(でも、滅法おもしろい)フリペをセレクトしましたので、今回は、正統派の書店フリペをご紹介したいと思います。
 

複数の新刊書店・古書店を抱え、中央線沿線のなかでも特に本好きに人気の高い街、西荻窪。JRの駅を北口側に出ると、目の前をバス通りが走っています。通りを左のほうに少し歩くと、今野書店のすてきな外観が目に飛び込んできます。

昭和42(1967)年創業の同店、以前は同じ通りのもう少し先にあったんですが、2011年に現在の場所に移転、リニューアルオープンとなりました。以前から街に溶け込んだすてきなお店でしたが、改装後の同店はさらにパワーアップ。グリーンを基調にした外観、控え目だけど暗すぎない落ち着いた照明、アクリルを部分的に使った什器、見やすいレイアウト、ふだん使いのお客さんはもちろん、ちょっとうるさめの本好きも満足させてくれそうな品ぞろえ。駅前本屋さん、町の本屋さんの理想形のようなお店になっています。入り口が別になっている、地下のコミック売り場の充実もうれしいところ。

その今野書店で発行されている書店フリペが「コンノコツウシン」。A4の用紙を四つ折りにした文庫サイズで、クラフト紙にスミ(黒)1色で刷られています。お店のフェアやイベント、売上ランキング、おすすめの新刊など、お店を利用するお客さんが必要とするであろう、店と本に関する情報が、ぎゅっと詰まっています。

情報量は多いんですが、紙面レイアウトがすぐれていて読みやすいので、窮屈な感じがしません。表紙もしゃれていて、店頭で目にすると思わず手にとりたくなります。これからフリーペーパーを始めたいと思っているという書店員さんがいたら、お手本としておすすめしたくなるような、まさに書店フリーペーパーの王道を行くような内容と造りとになっています。

発行は月刊。レジに置いてありますので、同店でお買い物の際は、もらって帰るのをどうぞお忘れなく。

コンノコツウシン

 
発行店:今野書店 東京都杉並区西荻北3-1-8
発行頻度:月刊
 
 

第1回 大盛堂書店「大盛堂書店2F通信」

JR渋谷駅のハチ公口を出ると、スクランブル交差点の向こうに、よく目立つ青字の看板が見えます。新刊書店の立地としてはこれ以上はないといっていいところにあるのが大盛堂書店です。場所柄もあり、1階はファッション誌などが目立つ、いかにも渋谷の本屋さんという感じですが、店内奥の階段を上がると、というか、正確には上がる途中から、なんだか店の雰囲気が変わり、上がりきると、1階とはまったく雰囲気の違う品ぞろえのフロアが待っています。

2階を担当している山本亮氏がほぼ独りで手がけているのが、同店発行の本屋フリペ「大盛堂書店2F通信」。本屋フリペには、我が道を行くというか、つくりも中身もユニークなものが少なくありませんが、なんでもありの本屋フリペ界のなかにあって、この「大盛堂書店2F通信」は、ユニークという意味では突出しているといっていいかもしれません。
 

なにしろ、よその店・チェーンの書店員のインタビューやアンケート特集が掲載されていたり、よその書店のフリペが合わせて綴じられていたりします。本屋フリペなのに、売上ランキングも自店のイベント案内(頻繁に行われているのに)もなく、新刊書店が自店の宣伝や拡販をねらってつくる販促物とは思えないような独自企画・独自記事を連発。本稿執筆直前に直近数号をまとめていただいたんですが、よその書店員と版元営業マンの対談が、なんと6回にわたって分載されていました。しかも最後の号には「対談の注釈のみの掲載です」などとあり、仰天。どこの本屋のフリペなのかもよくわからない、というか、そもそも本屋フリペなのか、という領域に突入している感があり、読む者を楽しく惑わせてくれます。

中身だけでなく体裁もユニーク。手描き文字も、折り方綴じ方も(いい意味で)ゆるゆるです。最近の号こそ、A4の用紙を四つ折にしたふつうのかたちになりましたが、以前のものは、適当に折って綴じただけにも見える独自過ぎるスタイルでした。バックナンバーが壁面にずらりと並ぶ様子にも妙な引力があって、ついつい手が伸びます。

いろいろなスタイルが乱立し、そのありようが一様でない本屋フリペ群のなかでもひときわ異彩を放っているこの「大盛堂書店2F通信」。編集者・出版営業・作家など、業界人・プロの間で人気が高いのもうなずけます。

これを最初に紹介するのもどうかと思ったのですが、本屋フリペがいかに自由な発行物かを知っていただくには、これ以上のトップバッターはないとも言えるかもしれません。とにかく、異色過ぎて、滅法おもしろい本屋フリペ。それが「大盛堂書店2F通信」です。
 
  
大盛堂書店2F通信
発行店:大盛堂書店 東京都渋谷区宇田川町22-1
発行頻度:ほぼ月一回発行
担当者:山本亮さん
 
 
 
【お知らせ】
その大盛堂書店の山本氏が、4月からコミュニティFM「渋谷のラジオ」に出演するとのことです。毎月1回、金曜午前8〜9時で、第1回は4/22。第1回目はゲストにショートショート作家の田丸雅智さんを迎え、本の話をするそうです。
「渋谷のラジオ」公式サイト https://shiburadi.com/

【お知らせ】(※本イベントは終了しました)
本屋フリペの作り手が出演、本屋フリペの世界について語るトークイベントがあります。

beco talk vol.29
本を本気でおすすめしたい
〜「にゃわら版」でんすけのかいぬしが語る本の売り方〜

日時:2016年5月13日(金)
OPEN 19:00 START 19:40(〜21:00)
会場:beco cafe(東京・西荻窪)
会費:1000円(ワンドリンク付)
出演:でんすけのかいぬし(セントポールプラザ書籍店)、空犬太郎

予約・お問い合わせは、会場のbeco cafeに、電話(03-6913-6697)・メール(w.bookendless [at] gmail.com)・twitter(@bookendlss)のいずれかでお願いします。
(版元ドットコムではイベントに関する問い合わせ・予約は受けられませんので、ご注意ください。)

本屋フリペ「本屋でんすけ にゃわら版」は、本連載でも紹介予定です。
 

第0回 「本屋フリペの楽しみ方」

このたび、版元ドットコムで、新刊書店が発行している無料紙誌(以下「本屋フリペ」)に関する連載を担当することになりました空犬太郎です。版元ドットコムには「本屋のフリペ」というコーナーがあり、数種の本屋フリペが閲覧・ダウンロードできるようになっています。このコーナー開設にあたり、本屋フリペの情報を提供するなど協力させていただいたことから、連載のかたちで全国のいろいろな本屋フリペを紹介する機会をいただくことになりました。
 
 
ひとくちに本屋フリペといっても、そのサイズ、発行頻度、内容、造りなどは見事にばらばらです。本屋フリペというのはこういうもの、という決まった定義があるわけではなく、バラエティに富んだ、奥の深い世界になっています。この連載では、主として新刊を扱う書店で無料で発行されている紙誌類を「本屋フリペ」として取り上げます。紀伊國屋書店の『scripta』、丸善・ジュンク堂書店の『書標』、有隣堂の『有隣』など、会社で発行しているPR誌のような本格的なものはのぞき、担当者の思いが伝わってくるような、手作り感のあるものを取り上げたいと思います。継続的に発行されているものを中心としますが、特定のフェアのためにつくられたもののなかにも本屋フリペと呼べるものがありますので、そうした1回かぎりのものも機会があればご紹介したいと思います。

東京在住ですので、実際にお店に足を運んで直接チェックできるのは関東、それも東京の本屋さんが中心になります。いくら本屋フリペが好きだといっても、全国の本屋さんを対象にして網羅的に収集しているわけではありませんので、取り上げる本屋フリペの発行店はどうしても地理的に偏ってしまうことになりますが、出張や旅先で出会ったり、知り合いの出版営業マンが届けてくれたり、お店の方が直接現物やデータを送ってくださったりした本屋フリペも取り上げたいと思っています。

なお、お客さんの視点を大事にしたいので、基本的に、発行店の担当の方には取材をせずに、あくまで、お店でそのフリペを手にした客・読者にどんなふうに見えるか、という視点でご紹介するつもりです。ただ、紹介予定の本屋フリペのなかには、個人的に親しくしている書店員さんや、フリペをテーマにしたトークイベントに出演歴のある書店員さんもいますので、例外的に、作り手の声を交えて紹介することもあるかもしれません。

次回から、読んでいて思わず頬がゆるむのんびりした癒やし系フリペから、とても素人の手になるとは思えないような完成度の高いアート系フリペまで、たくさんの本屋フリペを紹介します。本屋フリペは、サイズも形態もばらばらです。折りや綴じに工夫を凝らしているものもあれば、刷る紙の色や質感にこだわっているものもあります。専用のボックスやウォールポケットを用意するなど(なかには自作も)、配布の仕方や場所を工夫している店もあれば、フリペの内容と連動した棚やコーナーを作っているお店もあります。

文章やダウンロードデータだけでは、各フリーペーパーのモノとしての魅力や、売り場との関係性はどうしても伝えきれません。興味をひかれたものがありましたら、Webでの閲覧やダウンロードで済ませず、ぜひ発行店・配布店を訪ねて、現物をあたってみてください。発行店が遠方で行けないという場合はしかたありませんが、もしお店が足をのばせる距離にある場合は、ぜひ店頭で現物を手にし、フリペ片手に店内散策を楽しんでください。本屋巡りの楽しみが増すこと請け合いです。

ちなみに、紹介した本屋フリペの発行店が近くになくても入手できる場合があります。数年前から、店頭を活性化するアイディアの1つとして、書店横断のコラボ企画で、よその店・チェーンのフリペを自店の店頭に置く店が出てきています。なかには、何種類もの本屋フリペを並べ、一大フリペコーナーが展開されている店もあるほどです。
 
 
本屋フリペを入り口に、みなさんがすてきな本に出会ったり、それまで知らなかった本屋さんを発見したり——この連載が、そのようなきっかけになればいいなあと思います。
本屋フリペの世界へようこそ。