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「多くの読者へ知ってもらうために」

のっけから引用で恐縮ですが、せんだって、共和国の下平尾さんが、下記のツイートをされていました。

起業してまる4年ですが、共和国という出版社の存在なんてまったく認知されていないんだな、というのが実感である。30年とか50年とか100年続けてきた出版社の名前やバリューには、当然ながらぜんぜん及ばない。それはそうだ。しかしいつかそういう版元から注目されるくらいの存在にはなりたいもんだ
0:00 – 2018年3月25日

下平尾さん、創業4年おめでとうございます!(ぎゅっと抱きしめる!)

それも大事なのですが、今回書きたかったのは、私たちからしたらこれだけ人気者な共和国さんをして「まったく認知されていない」と言わしめる点についてです。

私も、先日、伴侶にある方の紹介をお願いしたところ、「私の妻が堀之内出版という零細出版社で編集の仕事をしているのですが」と書かれており、「そうか!零細か!」と軽く衝撃をうけました。「出版社」ではなく「零細出版社」と書くニュアンスとしては「先生がご存じでなくてもおかしくない出版社ですから、知らなくても気にしないで下さいね」ぐらいでしょうか。メール一文でも私の100倍くらい相手に対する気遣いセンスがあるな……、と感心しつつ、事実なんですけれども、このところ、「独立系出版」や「ひとり出版」など、わりとポジティブなワードで語られるシーンばかりを目にしていたため、改めて、悪意はなく、ただあまりポジティブには使われない「零細」がつけられるのだなあ、と思ったのでした。

全国に読者がいないということではありませんが、まだまだ十分知られているとはいいがたい。もっと知ってもらいたい。
もちろん、ウェブでの情報はいくらでもありますが、できれば、まず本を見てもらいたい。
そういう気持ちから、2016年、2017年、東京・赤坂の「双子のライオン堂」で開催された「版元やおよろず」を出張させることになりました!

「版元やおよろず in 沖縄」
開催期間 2018年4月3日(火)~5月6日(日)
開催場所 ブッキッシュ(沖縄県西原町字棚原83-1、定休日:月曜、火~土:12~21時、日12~18時)

お客様には「へー、こんな本知らなかった」「こんな出版社あったんだ」と言われることでしょう。でも、その日から、それは「知っている本」「知っている出版社」になるのです。

これは全国出張版として、全国を回りたいと思っています。
もし「うちのお店で開催したい!」というご要望がありましたら、ぜひ双子のライオン堂さんまでご連絡ください(電話:050-5276-8698)。

老舗や大手の版元と同じ、ということには中々ならないかもしれません。
それでも、私たち小さな版元も「面白い本をつくっている!」という同じ自負をもって、本を世に送り出しています。それを一人でも多くの「面白いと思ってくれる人」に届けられたら、それはどの版元であっても、とても嬉しいことなのです。

【版元やおよろず冊子登場版元】
合同会社アタシ社/えにし書房株式会社/株式会社キーステージ21/共和国/ころから/猿江商會/三輪舎/センジュ出版/太郎次郎社エディタス/TANG DENG 株式会社/トランスビュー/バナナブックス/羽鳥書店/H.A.B(H.A.Bookstore、エイチアンドエスカンパニー)/株式会社ビーナイス/ブックエンド/ブリコルール・パブリッシング/ポット出版/堀之内出版/本の種出版/株式会社マドレーヌブックス/まむかいブックスギャラリー/ユウブックス
堀之内出版の本の一覧

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