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日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体 深尾 葉子(著/文) - 講談社
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日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体 (ニホンノオトコヲクイツクスタガメオンナノショウタイ)

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発行:講談社
新書判
192ページ
定価 838円+税
ISBN
978-4-06-272796-9   COPY
ISBN 13
9784062727969   COPY
ISBN 10h
4-06-272796-X   COPY
ISBN 10
406272796X   COPY
出版者記号
06   COPY
Cコード
C0230  
0:一般 2:新書 30:社会科学総記
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2015年8月13日
最終更新日
2015年8月13日
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紹介

タガメとは田んぼに生息してカエルの生き血を吸う昆虫。高度成長期以後、日本の各地から田園風景が消える中、タガメの魂は女性たちに宿り、無抵抗な「カエル男」を箍(タガ)にハメて搾取している。すなわち「タガメ女」は「箍女」でもある。気鋭の研究者が、自らの研究過程やゼミ生からの証言をもとに、「専業主婦」「家事手伝い」という姿で女性が現代日本を支配する特異な現象を、ユーモアを交えて実証する。


本書の推薦のことば。

「本書は現代日本における夫婦関係を学際的な見地から鋭く究明し、日本人はなぜ生活水準が高いわりには不幸なのかという謎を解き明かしたものです。男女問わず、結婚している人、結婚を考えている人にとっては必読書です」
チャールズ・ユウジ・ホリオカ氏 経済学者

「この新著は『魂の脱植民地化』という斬新な概念を取り入れ、戦後半世紀の日本像を今までとはまったく違った見地から描こうとするものです。これまで当たり前とされていた人生のあり方を改めて問い直すことで、当たり前が当たり前でなくなるのです。ぜひお勧めしたい」
別府春海氏 スタンフォード大学名誉教授(文化人類学)



タガメとは田んぼに生息してカエルの生き血を吸う昆虫。高度成長期以後、日本の各地から田園風景が消える中、タガメの魂は女性たちに宿り、無抵抗な「カエル男」を箍(タガ)にハメて搾取している。すなわち「タガメ女」は「箍女」でもある。気鋭の研究者が、自らの研究過程やゼミ生からの証言をもとに、「専業主婦」「家事手伝い」という姿で女性が現代日本を支配する特異な現象を、ユーモアを交えて実証する。

目次

はじめに タガメ女とカエル男とはなにか
第一章 日本を覆い尽くす「タガメ女」の脅威
第二章 タガメ女に吸いつくされる男たち
第三章 カエル男を支配する女たち
第四章 こうしてタガメ女は「害」をまきちらす 黒い報告集
第五章 「ママ友地獄」という”タガメ女たちの共食い”
第六章 タガメ女が日本経済に与える影響とは
第七章 タガメ女の意外な故郷
おわりに タガメ女という「箍」から解放される

著者プロフィール

深尾 葉子  (フカオ ヨウコ)  (著/文

1963年、大阪府生まれ。1987年、大阪市立大学大学院前期博士課程東洋史専攻修了。大阪外国語大学助手、講師、准教授を経て、現在、大阪大学大学院経済学研究科准教授。その間、国立民族学博物館共同研究員、東京大学情報学環客員助教授 、日本文化研究センター共同研究員などを兼任する。 
主に中国内陸農村部における環境問題の社会的歴史的分析を手がける。福島原発事故後は、日本社会の共同体幻想の自壊を指摘し、「魂の脱植民地化」を提唱する。

上記内容は本書刊行時のものです。