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シンプルな戦略 山梨 広一(著/文) - 東洋経済新報社
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シンプルな戦略 (シンプルナセンリャク) 戦い方のレベルを上げる実践アプローチ

社会科学
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四六判
304ページ
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-492-53341-3   COPY
ISBN 13
9784492533413   COPY
ISBN 10h
4-492-53341-9   COPY
ISBN 10
4492533419   COPY
出版者記号
492   COPY
Cコード
C3034  
3:専門 0:単行本 34:経営
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2015年8月13日
最終更新日
2015年8月13日
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紹介

マッキンゼー在籍25年、パートナー経験20年のトップコンサルタントが教える
マッキンゼー流 至高の教科書

その戦略は一言で言えるか?

優れた戦略=シンプルな戦略を生み出す道筋がわかれば、戦い方のレベルアップが図れる。

優れた戦略は本来シンプルなものである。
戦略は考え抜き、大胆な判断を下すことで、
シンプルになるまで作り込み、磨き上げるものなのだ。

マッキンゼーにおいて、後進を指導する立場にある著者によれば、「戦略とは何か」の基本を理解しておらず、「戦略の作り方」の基本がわかっていない若手が多いという。

本書では、マッキンゼーならではのフレームワークを随所で紹介、わかりやすい事例もふまえて、現状分析からシンプルな戦略の構築、実行までの基本が学べる。

戦略構築の基本となる6つのステップ
 ステップ1:戦略目的を設定する
 ステップ2:境界条件を再確認、再定義する
 ステップ3:環境を認識し、自社独自の洞察を導く
 ステップ4:課題を抽出し、構造化する
 ステップ5:戦略的方向性を創出、選択する
 ステップ6:戦略としてまとめ上げる

基本の6つのステップをやりぬくことで、特にステップ4~ステップ6は行ったり来たりして質を高めることで、シンプルな戦略ができ上がる。

マッキンゼー日本支社において最も豊富なコンサルティング経験を有し、日本企業に対するコンサルティングをリードしている著者が、日本企業の潜在力を引き出し、戦い方のレベルを上げる実践アプローチの方法を指南する。

目次

PARTⅠ.今、なぜシンプルな戦略が必要なのか
■その戦略は一言で言えるか
■適切でない戦略、戦略不在が悲喜劇をもたらしている
■シンプルな戦略だけが現状を打破できる

PARTⅡ.戦略構築の基本:そもそも戦略とは何か
■戦略と言えるもの、言えないもの 
■戦略構築の基本となる六つのステップ
 ステップ1:戦略目的を設定する
 ステップ2:境界条件を再確認、再定義する
 事例1◎ヘルスケア関連企業グループの小売業態に関する事業戦略
 ステップ3:環境を認識し、自社独自の洞察を導く
 ステップ4:課題を抽出し、構造化する
 ステップ5:戦略方向性を創出、選択する
 ステップ6:戦略としてまとめ上げる
 
PARTⅢ.シンプルな戦略の三つのパターン
■パターン1:基本ステップに沿った簡潔な戦略
 事例2◎加工食品会社V社の事業戦略
 事例3◎大型流通業W社のデジタル化対応戦略
 事例4◎加工食品メーカーX社のグローバル戦略
■パターン2:軸に沿って広げる戦略
 成長戦略に適した戦略構築方法
 事例5◎要素技術、市場、チャネルの広がりで成長を目指す消費財メーカーY社
■パターン3:ゴールが引っ張る戦略
 はじめにアスピレーションありき:起業家やカリスマ的経営者がいる場合にフィットする
 環境や市場に対する長期展望からスタート:突出したカリスマがいなくても可能
 事例6◎消費財メーカーZ社の長期成長戦略

PARTⅣ.シンプルな戦略で成功するために求められるもの
■シンプルな戦略に求められる思考
 論理力、構造化:単なるロジカルを越えて
 分析力:より深い問題を浮き彫りにする
 洞察力:ユニークな洞察こそがユニークな戦略を生む
 アイデア創出力:アイデア創出はマインドセットから
■シンプルな戦略に求められるディシプリン
 ファクトに、最新情報に、顧客に謙虚であること
 徹する、考え抜くこと
 軸、体系化、フレームワーク
 意思決定:決めきる覚悟、強さ、潔さ
 無理難題、ストレッチゴール
 実行責任、結果責任:誰が、いつまでに結果を出すのか
■シンプルな戦略に求められるリーダーシップ
 ハンズオンのオーナーシップ
 ビジョナリー、プロヴォカティブであること
 意思決定、捨てるべきことを決める
 コミットメント、コミュニケーション、コミュニティ

著者プロフィール

山梨 広一  (ヤマナシ ヒロカズ)  (著/文

山梨 広一(ヤマナシ ヒロカズ)
マッキンゼー・アンド・カンパニー ディレクター
山梨 広一(やまなし ひろかず)
マッキンゼー・アンド・カンパニー ディレクター

1954年東京都生まれ。東京大学経済学部卒業、スタンフォード大学経営大学院修了(MBA)。富士写真フイルムを経て、90年マッキンゼー・アンド・カンパニー入社。95年からパートナー。小売業、消費財メーカーおよびその他業界の企業の戦略構築や組織変革など、日本支社において最も豊富なコンサルティング経験を有する。2010年からは、東京大学工学部大学院TMI(Department of Technology Management for Innovation, 技術経営戦略学専攻)で「企業戦略論」の講義も行っている。著書に『プロヴォカティブ・シンキング 面白がる思考』(東洋経済新報社)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。